2026年5月18日月曜日

ひぐらしのなく頃に 罪滅し編メモ

<data:blog.pageTitle/> <data:blog.pageName/> - <data:blog.title/>  昔、同人版「ひぐらしのなく頃に」を進行させつつ、或いは読了後に書いた文章のひとつ。
 全体としては未完成です。完成の予定はありませんが、それでもよろしければ。

 ■部活メンバーで一番の良識派
 であるが故にレナはあまり結果をだせないようだ。別の場所でも書いたけど魅音も最初はそうだったんだろうか?

 ■狼少年
 水鉄砲ゲームで梨花がずぶ濡れだったというオチはまさにそんな感じ。
 というか戦闘中、普通に梨花がどうなったのかについての描写がすっぽ抜けてたんで私も素で疑ってた。
 鬼隠し編で魅音が既にやった事をまたやるかなあ? と思いつつも梨花のキャラからしてありえそうで。

 ■レナと圭一の両親
 レナが圭一の恥ずかしい話を彼の両親経由で聞いたと思しき場面がある。しかも買い物時によく会う為前原家の食卓事情は割りと筒抜けであるようだ。
 これは鬼隠し編における両親不在が筒抜けかつセブンスマートのラーメンの事を知っていた件の解答と見ていいかな? だとすると大体予想通りだったという事か。

 ■竜宮家
 レナの両親は仲が良くていつもべったりしている→これは嘘で、父とリナの事なのだろう。
 母は父と離婚していて家にはいない。今までレナの母の現在に関する描写が曖昧だったので気になってましたが、ようやくはっきりした。一応鬼隠し編の冒頭ではレナの母に関する話題が出てますけれども。
 レナは両親を圭一に会わせるという話には大反対。その割には鬼隠し編で家に迎え入れていたが、あの時はたまたま家に誰も居なかったという事だろうか。
 両親共に元デザイナー。母はやがて茨城の事務所へ移ることになる。
 レナは友人達と会えなくなるため引越しを嫌がり大泣きした。
 茨城では母は成功、父はあまり冴えず、彼にとっても引越しは辛いものであったと思われる。しかし、彼は妻のよき理解者であり、代わりに家事を行うようになる。
 しかし父はあまり料理はできず、それがキッカケとなってレナは料理を母から学ぶ事に。
 後にレナは母にデザイナーとしては近づけないと悟り、家事を一通り行うようになる。父は娘と一緒に家事を行う事を喜んでいた。
 母は一緒に居られない罪滅ぼしとして時々あちこちへレナを遊びに連れて行くようになる。よく職場の人も一緒に居て、アキヒトおじさんは特に一緒に居ることが多かった。
 アキヒトおじさんは好きではあったが、他人としてであって父と比べられるほどではなかった。
 レナにとって父と母が別れるという事は、大地を裂かれると例えられるほどの衝撃であった。
 最後の面会でレナは母の行動を嘘と見抜く。その瞬間自身の世界観が崩壊した。
 圭一の両親と仲が良いのは彼らが理想だからでもある?

 ■嘘に過敏である理由
 レナにとって母の行為は裏切りだった。
  →裏切り・嘘に過敏になった理由のひとつ?

 ■敵
 レナは過去の経験からこの世には「敵」が存在することを学ぶ。
 本人に悪意があるかどうかに関わらず、その存在その物が不幸を招くようであれば、不幸になる人間にとってはその存在は「敵」であると。
 さて、それでは雛見沢にとっての「敵」は一体どんな存在なんでしょうかね?

 ■レナという名前
 礼奈という名前への嫌悪感は母が原因。
  →“いや”な事を切り捨てる為に“れいな”から“い”を削って“レナ”

 ■レナの遭遇した「オヤシロさまの祟り」
 その正体は自身の精神疾患?
 家に残る母の痕跡を処分するにあたって起こした癇癪が原因で通院する事になったんだろうか。
 で、雛見沢を出る事さえなければこのような事にはならなかったのでは、という考えが転じて雛見沢を出た事が祟りの原因だと思い込んだ?
 ちなみにこういった過去の選択肢に対する考え方は暇潰し編の箱選びのTIPSの語り手とは逆と言えるかも。
 強烈な現実逃避がキッカケらしい事が、目明し編の詩音の時との共通点であるように思える。

 ■圭一の考えている事
 クールになれ、と自分に言い聞かせている時は頭の中で考えている事をそのまま口に出していたりするらしい。
 いくつかの謎はこれで解けてしまうような……。

 ■レナとリナ
 知り合いだったとは。なお、お互い表面的に仲良さそうに振舞っているだけ。
 彼女のヒモであるところの沙都子の叔父、鉄平とはこの時点では面識なし。

 ■あと百年早く生まれていれば
 お札になっていたかもしれないと言われた圭一。……「あと百年早ければ」で思ったんですが、私はキリストより百年早ければ現代の世界の宗教関連の構図はガラリと変貌しているんじゃないかと思いました。あとTYPE-MOON世界では英霊がひとり増えるかもしれない。

 ■牧野さんの家
 雑貨屋さん。

 ■トラックが来る時間
 ダム現場にトラックがゴミを捨てに来る時間は深夜。って当たり前か。

 ■レナの城
 エンジェルモートでリナと会った時、その後圭一と別れてからの心内描写から察するに、普段の「レナ」は演技であるようだ。
 その演技で見せている「レナ」ではなく、本当の「私」を癒す場所といった所だろうか。
 必要とされないガラクタの山の城は、必要とされない本当の「私」の具現といった所だろうか。

 ■初期配置
 各シナリオはキャラの初期配置みたいなものが違うからお話が変わってくる、というような事を竜騎士07さんはインタビューにて述べていた。
 では、この罪滅し編での初期配置はというと……どうやら既に物語冒頭の段階でこれまでの作品に登場した多くのキャラと面識があり、親交も深めているようである。
 それ故に部活に圭一が早い段階で参加し、圭一の知名度が上がっており、園崎の人達が綿流しの祭りで何かやってもらおうという話を出したり?
 また、圭一はダム現場のバラバラ殺人の話が出てきても特に動揺しているそぶりはなかった。綿流しの祭り直前になってその話を初めて知るのともっと前から知るのとではまた違うという事だろうか。
 鬼隠し編の圭一は、血生臭い過去の複数の事件、そしてそれらが祟りとしてひとくくりにされて見られている事、しかも過去の祟りの被害者失踪者と圭一の仲間達とは何らかの繋がりがある事などを、第五の祟りとされる事件の直後に立て続けに知らされ、精神的な許容量を超えてしまったとか。要するにタイミングが悪かった。

 ■圭一とアキヒトおじさん
 は、似てるかも? 外見ではなく中身が。なんとなくそんな気がしたんですが。

 ■二律背反
 レナは家族という領域を侵される事を嫌う。
 しかしそれによってリナを拒絶することは家族である父を不幸にする。

 ■綿流し編でのレナの入浴時刻
 圭一からの電話に出たレナの父が、レナは風呂に入っていると答えた。結構遅い時間に入浴するんだなとちょっと気になっていたのだが、どうやらそれはそもそも家に帰る時間を出来るだけ遅くしていた為だったみたいですな。

 ■オヤシロさまの祟りにあった者たちの共通点
 ひどい精神的ストレスと孤独な戦い。
 レナは父を守る為に一人で戦った。
 悟史は妹を守る為に一人で戦った。
 鬼隠し編の圭一は自分を守る為に一人で戦った。
 祟殺し編の圭一は仲間を守る為に一人で戦った。
 詩音は仇を探す為に一人で戦った。
 常に一人。
 ところで彼らが引き起こした事件はそれぞれが単独でなした事であったのならば、彼ら自身が思い違いをしていた場合どうなるだろう。
 起きた事件を第三者が検証しようとすると不可解な壁にぶつかるのではないだろうか。

 ■向精神薬
 レナが医者から貰って服用していた物。
 服用すると頭がぼんやりとして無気力になったそうな。また、これを服用していた頃の事を思い出そうとすると頭がチカチカするとか。

 ■死体の隠し場所
 長くダム現場での時間を過ごしたレナが言うのだから、ここが死体を隠すのに適した場所である事は確か。
 祟殺し編の推理中、鉄平の遺体はそこに移動されていたのではないかと思ったりしたんですが、この件はもしかしたらそれを裏付けてくれるかも。

 ■TIPS「いいお天気」「雨雲の予感」「お気に入りのワイン」
 語り手→もう一人の梨花で、暇潰し編のTIPSの謎の語り手
 うるさいの→普段の梨花
 ということだろうか?

 ・いいお天気
 語り手の家は風通しがよい。
 語り手の沙都子に対する呼称は「沙都子」。
 内容はなんか、ずっと前に綿流し編メモのシンパシーの項で書いた確率の話を思い出した。

 ・雨雲の予感
 どうやら本編と進行が平行しているらしい。
 語り手は甘いものも嫌いじゃないが、辛いものやしょっぱいものの方が好み。
 語り手のいう「深海魚」とは……自分たちの浅瀬に現れた云々という話と、生きて現れようと死んで現れようとというあたりからリナの事なのだろう。
 生きて現れたのが今回の罪滅し編、死んで現れたのが祟殺し編という事だろうか? 何れのシナリオにせよリナという存在は不幸を呼ぶキッカケとなったと言えるし。

 ・お気に入りのワイン
 語り手は自分の体を自分の物ではないかのように述べている。
 或いは両者は別の体を持っているかもしれないが、どちらなのか描写からはわからない。
 沙都子からはその存在を隠しているっぽい感じ。
 命日となる予定なのは6/25だとか。
 その原因は「うるさいの」の方にあるが、死んでもなお次の機会もありそうな感じで、スゴロクで6が立て続けにでるような事があれば回避できそうな雰囲気。

 ■麻雀をやろうとする部活メンバー
 を見て、赤坂さんとの対決もあったら面白そうだなと思った。

 ■梨花は幽霊が苦手
 らしい。沙都子の方はまあそうだろうなとは思ってましたが梨花の場合はちょっと意外だったかもしれない。
 それとも単に、あの場でダム現場に行くのはタイミング的に好ましくないと彼女だけはわかっていたから、気が進まないかのように装っていただけだとも考えられるだろうか。
 で、本人は巫女だから霊感があって幽霊が見えるとか、沙都子には見えてないだけと言っているが……まあ霊感云々の真偽はさておいて、沙都子には見えてないというのはTIPSにおける「語り手」の事だろうかね?

 ■悟史の態度の変貌の理由
 急に魅音、ひいては園崎を嫌悪するようになった理由はレナ曰く、力がありながらなんだかんだと理由をつけて自分を助けてくれなかった事。

 ■もうひとりの梨花
 今回仲間たちの前で初めて姿を現した。余程の事が無い限り表には出てこないのかと思ったらそうでもないのか、或いは彼女も悟史の件に関しては後悔していたからあの展開、話の流れは「余程の事」に該当したってところだろうか。
 なお、その口ぶりからして彼女も悟史を救えるのならば救いたいと考えていたと思われる。
 また、決して運命に屈しなかったレナを尊敬(?)している。この辺りは製作日記にアップされた詩に繋がるのかな?

 ■対岸の火事
 今回のレナと過去の悟史の件の原因は、周囲の人間が結局の所対岸の火事としか認識できていなかった事。
 祟殺し編で沙都子を救おうとしない仲間達に苛立つ圭一に対してレナが怒った理由のひとつもこれなのだろう。自分の家は金持ちでありながら自身は手を差し伸べようとしない圭一自身が沙都子の件を対岸の火事と認識しているように見えたのだと思う。
 改めて考えてみると、鬼隠し編の惨劇の原因に関してもちょっと似ていると言えるのかも知れない。
 圭一は祟りの件を深刻に考えていたが、周囲の仲間達は彼が何か深刻な事態に巻き込まれていると気付けず、そのまま掛け違えたボタンのようにずれていって……とか。
 レナだけは途中から圭一の異変に気付いて過去の教訓からどうにか力になろうと行動するが、既にひどい疑心暗鬼に陥っていた圭一に対しては逆効果となってしまったと。
 またこの「対岸の火事」の件は詩音が推測した祟りシステムという幻影を、まさに幻影たらしめる要素だったのではないだろうか。
 つまり、村の皆が同じ村の誰かが祟りの執行者だと思っている。故に祟りシステムという物が村人たちの間にとっては実在する物とされている。
 だが実際は村人たち全員にとって祟りの執行は対岸の火事、つまり他人事であった為実際に執行者となった者は居なかった。故にシステムは幻影。とまあそんな風に思ったり。

 ■鬼隠し編でのレナの行動
 執拗に圭一を救おうとしたのは過去、自分が努力を怠った結果家族がばらばらになったり悟史を救えなかったりしたのだと考えていた為なのだろう。
 つまり今回はそういった考えから自分と自分の家族の為に戦おうと彼女は決意したわけだが、鬼隠し編ではその行動が向かう先が圭一であったわけで、その行動理念は同じ物だったのではないだろうか。

 ■泣いたレナ
 女の子らしい女の子でありながらも決して泣きはしないというイメージだったのでかなり強く印象に残った。わざわざ一枚絵を用意するに足る場面だったと思います。

 ■祟殺し編の記憶
 微かに圭一の中に残っていると素直に受け止めていいのか、たまたま圭一がそうだと思った内容が実際他のシナリオと一致していただけなのか。
 ただ仮にループ説の類をとると、以前別の所でも書いたように、そういった超常現象に関連する伏線がシナリオ中のどこかにないとおかしいと思うんですよね。その辺がネック。
 或いは超常現象に関する伏線を見落としてるのかなあ?
 うーん、そういや大石さんの名前を知る前からモノローグ中に大石と出てた所があったけどあれはミスかなと思ってたんですが……。祟殺し編の口裏あわせにおける圭一の行動が他のシナリオでのそれとピッタリ一致しているのは……演出かなあと思ってたんですが。
 どうなんだろうなあ?
 ちなみにTIPS「いいお天気」において語り手が、百年に一度の異常気象だろうとそれが昭和五十八年に必ず起こることなら別に珍しくもなんともないってあたりもループっぽい感じ……。

 ■ループ説が正しい場合にあるべき伏線
 上では本編中に時間がループしていると思われる痕跡と解釈できなくもない事柄を列挙しましたが、肝心な事を書き忘れてました。てかそもそも「以前別の所でも書いた」事ってのはそれなんですが。
 何かというと、時間のループというのはSF世界独特の、現実世界には有り得ない現象なわけです。
 で、出題者たる竜騎士07さんが、正解に辿り着く為の謎解きにその現実には有り得ない現象の存在を前提として必要とする事を想定していたのなら。
 必要な伏線は「真偽問わずその非現実的現象の痕跡と解釈可能な物」よりはむしろ「作品世界におけるその現象の実在の証明及びその原理の説明」だと思うんですよね。
 今のところ前者に関してはそれらしき物の存在は確認できているんですが、肝心な後者はどうしても思い当たらないのが気になるというか。

 ■富竹さん事件発生時のTIPSにおける「先生」
 入江先生だった。
 そういや彼は神主さんを診て、しかも死に立ち会った可能性もあり、目明し編で明らかにされている通り沙都子の叔母の遺体も見ている。で、今回の富竹さんの遺体。
 登場人物の中では祟りの犠牲者の遺体を直接見た経験が、警察以外で最も多い人だという事になるかもしれないんですね。

 ■入江診療所にある薬品
 入江先生の言を信用するなら、のどを掻き毟らせる薬など存在しない。有ったとしても厳重に管理されている筈で、鷹野さんといえどおいそれと持ち出せる筈はない。

 ■入江先生の「信じられない」
 普通に目の前で起きている現象が凄まじすぎるから思わず出た言葉なのか、それとも……?

 ■迷路の話
 今回のシナリオはこれまでと違って語り手にとって良い方向に進んでいるらしい。スゴロクで6が出たという例え話がありましたが。
 にもかかわらず、富竹さんは死亡した。彼の生死に関わる因果関係は全く違うところにあるという事か。
 つまり語り手の位置からだとそちらへ干渉できない。そもそもこの謎の語り手ですら富竹さんを取り巻くあらゆる因果関係は知り得ていない。

 ■推理ゲーム
 鬼隠し編の時と同じ。しかもそれをやると決定した時に意味ありげに鈴の音が……そういえば鬼隠し編の同じ日にも同じゲームをやってた?

 ■大石さんが呼んだ人
 こちらは鬼隠し編の時とは違う。だが、あっちで圭一を呼んだ理由を考えるに、こっちでは祭りで圭一がむしろあのメンバーの中心人物のように見え、逆にレナが仲間と完全には馴染めてないように見えたのなら、レナを選んだのは当然かもしれない。

 ■レナと鷹野さん
 あまり接点はなく、道ですれ違ったら会釈をする程度。
 また、レナも彼女の事をどこか薄気味の悪い存在と感じていた。

 ■漂着神崇拝
 漂着した異国人ではないかという説があるという。ずっと前に綿流し編メモの「鬼の正体」の項でも書いたんですが……。
 だが、それを書いた時にもちょっとひっかかっていた部分がひとつある。それは今回も指摘されていたように鬼ヶ淵村には海がないという事。
 そこでレナが言うように漂着した後はるばる陸地を歩いて鬼ヶ淵までやってきた……というのはどうかと私も考えた事がある。だがこれも今回指摘されているように、鬼ヶ淵沼を漂着点として明確に伝承されている点がネック。

 ■レナのオヤシロさま信仰
 実は彼女はそんなにオヤシロさまの伝承に詳しいわけではない。
 単に「掟を守らねばならない」という強迫観念を抱いただけ。
 そしてオヤシロさまに会った……。
 なお、茨城でオヤシロさまに会った時の事を思い出そうとすると頭がぼーっとする。

 ■レナが経験した祟りの詳細
 一部は他のシナリオでも明かされてますが、まとめて。

 まず最初に、不幸な出来事に何もかもが嫌になって自身の首をカミソリで傷付けた際、血に混じって赤黒いうじ虫があふれて来るという幻覚。
 その虫は傷から出てくると体の中に戻ろうとする。体に戻られるのが嫌で、首の傷を引っかいてほじりだそうとする。→富竹さんや鬼隠し編の圭一の例に通じる物があるが……?
 首のみならず、体中の血管にこのうじ虫が蠢いているのではないかと妄想。試しにふとももの血管を切る。妄想通りの幻覚。
 本人は妄想でも幻覚でもないと思っていますが、私はそういう事だったと思う。その話をきいた医者は鎮静剤を打ったようだ。
 なお、その後オヤシロさまに会ったとされるが記憶が曖昧で、「オヤシロさまに私は会った」という一文のみがレナの頭に記憶されていた。
 退院後の自宅療養時は服用していた薬のおかげで自傷行動は抑制されていたのだが、たまたま薬を飲み損ねた際に再びうじ虫を掘り出そうとする。
 それを腕が痺れ、寒気がするようになるまでずっと繰り返し、やがてまぶしい光いっぱいに満たされるようになり、オヤシロさまが現れた。
 レナのオヤシロさまに対する印象は、やさしく、あたたかいといった物だったようだ。
 オヤシロさまがそっと傷を撫でるとうじ虫は全て消え去った。

 オヤシロさまがレナに言った事

 ・このうじ虫こそが祟り
 ・雛見沢に生まれた鬼の血を引く人間は、雛見沢から離れて生きていく事は出来ない
 ・レナが助かる方法は雛見沢に帰る事
 ・うじ虫を消す事は出来るが、雛見沢から離れた場所では一時の事でしかない


 なんつーか、臨死体験の類だろうかこれ?
 その後はどこまでも付いてきて早く帰れ早く帰れとレナを急かした。
 そしてどこまでも付いてきて祟りを下してごめんなさいごめんなさいと謝っていた。
 なお、このオヤシロさまもうじ虫も他の人間には見えない。やはり幻覚?
 医師曰く、不幸な出来事の責任を自分に求めたあまり、耐え切れなくなってその責任を他の何かに押し付けたくなり、無意識のうちに幼少時に聞いたオヤシロさまの話に結びつけた。

 ■富竹さんが首を掻き毟った理由
 一番この事件の犯人っぽいのは鷹野さんだと思うんですが、実はこの時レナの話を聞いた鷹野さんがそれになぞらえたとか……? ってそもそもどうやって首を掻き毟らせるのかという問題があるか。

 ■心療内科
 雛見沢に戻ってからは穀倉の心療内科に通ったという。
 つまり、入江診療所はそちらは専門外だった?

 ■礼奈と呼ぶ者
 肉親であるなら嫌悪感はあまりない。
 リナを嫌った理由のひとつは肉親でもないのにそう呼んだという事。

 ■レナのお持ち帰り癖
 本当は家庭という居場所に他人を近づけたくないが故に無意識に取った行動っぽい。
 つまり、家に溢れかえる、他人から見ればゴミ同然の物の数々は、そこに近寄りたいと思わせなくする一種の結界というか。

 ■「帰巣性」と「ホームシック」
 簡単に言うと故郷に帰りたいという欲求が引き起こす諸症状といったところだろうか。
 過去、出稼ぎ民族であるが故にこれを発症しやすかったスイス人達の間にはこのホームシック解消のためのアヤシゲなまじないじみた民間療法が多数流行していた。
 決定的な治療法はないのである意味不治の病とも言えるが、厳密に言うと病気ではない。本能に起因する生理現象?

 環境と個人差によって帰巣性の強さは変わる。

 ・現在の環境が故郷よりも危険なら帰巣性は強まり、逆なら弱まる
 ・例えば里帰りを求める風習の有無のような、文化的要因も影響する


 鬼ヶ淵村(雛見沢村)の人間は特に帰巣性が強かったとされる。これは村から出てはいけないという戒律等のオヤシロさま信仰が大きく関わっており、上記二番目の文化的要因が大きいと思われる。
 明治以降の近代化に伴い村人の外部への流出が始まり、この時に発祥した「ホームシック」が「オヤシロさまの祟り」と称されたらしい。

 ■うじ湧き病
 明治の流出住民集団帰郷の際に彼らの間で流れた奇病の噂。噂……って事は彼らの多くがこれにかかっていたってわけでもないのか?
 で、当時の古手神社の神主はこれを「オヤシロさまの祟り」と説いた。なんでも先祖たる鬼は元々死者の国の住人だから常に体をうじに食われているとか何とか。
 で、オヤシロさまの加護の届かぬ異郷ではこのうじが活性化してしまうとか。
 郷里を離れる際にはこの病気を防止するための免罪符が神社には求められたらしい。→中世スイスの例に似る
 後にこの妄想は潰えたが、免罪符を送る習慣は残り、そこに「蛆」の字が入っているのはこの騒動の名残だという。
 なお、この騒動時の雛見沢住人たちに「うじ湧き」に関する事前知識は存在しなかったという。

 ■鷹野さんの死
 このシナリオでも鷹野さんとされる焼死体が発見されている。

 ■「寄生虫妄想症」「文化依存症候群」「人格変容」
 ※(その内調べてまとめる用スペース)

 ■御三家のオヤシロさま信仰復興計画
 仮に本当にそんな計画が存在するのなら、園崎は何故最初はダム計画推進派だったのだろうか?

 ■レナの話を聞いた直後の圭一の反応
 イマイチ信用できてない様子。まあそれが普通の反応でしょう。

 ■真逆の構図
 今回は悉く鬼隠し編と逆の構図になってますね。主に圭一とレナが。

 ■白いワゴン車の男達
 四人ほどの作業服に身を包んだ男が乗っており、運転席の男はタバコを吸っていた。ぼーっとしているがリラックスしているというよりは何かの機会を待っているかのよう。
 話しかけてきた運転席の男は、圭一とはお互いに面識がない。年配の村人のような特有の訛りがある。
 圭一は村人だと思っているようだが……鬼隠し編で明らかにされている通り小さな村だから村人同士はホトンド顔見知りであり、しかも今作では圭一は雛見沢の名物男だと言われるほど。村人だとするにはちょっと不自然だ。

 ちなみに入江先生は雛見沢の人間ではない。鷹野さんもそう。もし仮に、入江診療所のスタッフ全員、或いは大半が雛見沢の外の人間で、しかもこの白いワゴンに乗っていたメンバーだったとしたら、他のシナリオでもシナリオ中に初めて診療所に行く事になる圭一が今作のあの時点で彼らの顔を知らなかったとしても無理からぬ事なので辻褄は合うが……?

 ■レナが白いワゴン車に付回されている(?)理由
 仮に鬼隠し編で圭一に接触してきた(?)のと同じ理由だったとすると、レナの想像通り鷹野さんのノートである可能性は低いですね。
 今回のレナと鬼隠し編での圭一との共通点というと、真っ先に思いついたのは大石さんとの接触ですが……さて?

 ■感応性妄想性障害
 この症状を引き起こしやすいのは家族、そして恋人のように親身になってくれる人間。
 →作中で該当するのはレナの父と、圭一。

 ■寄生虫妄想症
 感応を起こす。時としてひとつのコミュニティ全体に広がるケースも。
 てことはかつての雛見沢ってこの例に該当していただけで、鷹野さんがスクラップ帳にて明治時代のうじ湧きの妄想と過去の事象が偶然一致する事などあるのかと疑問に思っていたようですが、それは前提を間違えていただけじゃないだろうか?
 寄生虫妄想症が雛見沢独自の症状ではなく現実に多くの事例が報告されているものだったという事を前提として考慮に入れれば、なんら不思議な事ではないのかもしれないと思うんだけど……?

 ■特攻隊
 ダム闘争時、高度な訓練を施された武装集団が園崎の配下にあったらしい。
 配下の暴力団から選抜された者がアメリカで軍事訓練を受けた後帰国。
 そういった者達によって構成されたお魎直轄の暗殺部隊だった。
 未解決の脅迫事件多数、および建設大臣の孫誘拐事件もこの部隊によるものらしい。
 これは大石さんが掴んだ情報だとされる事から、誰かの妄想の類というオチはなさそうな気がする。
 ちなみに魅音もこの部隊の訓練に参加していたらしい?

 鬼隠し編後半のダム現場で圭一を襲った二人組もなにやら格闘慣れしていたが、この部隊に所属していたのだろうか? そしてこの二人組が更に後、圭一の家を取り囲んだ連中の中に居るような気がすると圭一は言っていた。しかもこの場面で白いワゴン車も見かけられた。
 ここでの圭一の判断を信用し、このワゴン車が圭一を轢きかけたワゴン車と同一だと仮定すると。
 圭一を襲った二人組は暗殺部隊所属で、しかも入江先生と連携をとる(インターホンを推していたのは多分入江先生でしょう。鬼隠し編では圭一は彼の事を良く知りませんが)場合もある、或いはこの部隊の人間の一部が入江診療所に所属している?

 なお、上の白いワゴン車の項で入江診療所のスタッフだったのではという予想を書きましたが、仮に彼らがこの暗殺部隊に所属している人間であったとしても、元々は興宮のヤクザなので圭一と面識がない点とも合致する。

 ■寄生虫説
 ※(レナの寄生虫説まとめ用スペース。でも根拠が薄いし、TIPS読む限りどうもレナの妄想っぽい気がするわけで。実際その通りだったら面倒なんでスルーするかもしれません)

 ■神との交信を行う南米の原住民
 あー、使用する麻薬はアヤワスカとか。昔、故あってとある謎を解こうと一生懸命その辺について調べてたっけなあ……ひぐらしを知る前ですが。

 ■オヤシロさま信仰を復活させようとする勢力の存在
 そういうのが実在するかどうかは、魅音の反応を見る限りはやはり疑わしい。

 ■御三家の本当の計画
 オヤシロさま信仰復活のような時代に逆行するような物とはむしろ逆。
 水面下で高速道路の誘致などもしている。
 ああ、もしかして園崎が最初はダム推進派だったのもそれで最終的には村の皆が裕福になればそれで良いとか思ってたのかな。
 が、綿流し編でも言われていたように魅音が大怪我させられたのをキッカケに唐突に方向転換したと。

 ■寄生虫実在の根拠とされた情報のソース
 鷹野さんは血液中の云々かんぬんと言っていたが、それの情報ソースはどこなんだ? と疑問に思ってましたがやっぱり突っ込まれてましたね。
 じゃあ実際鷹野さんは何を根拠にと考えてみたんですが……うーん、そういや雛見沢ってかなりひどい差別を受けていたんでしたっけね。雛見沢の人間は寄生虫持ち、なんて勝手な噂が流れていたとしても不思議はないかも。関連してちゃんとそれを証明する血液検査の結果も存在する、などという話をでっち上げた人間も中には居たかもしれない。だとすれば鷹野さんはその話を真に受けたとか?

 ■園崎のイメージ戦略

 まあ目明し編のラストで明かされていた事。今回更に述べられていた事をまとめてみる。

 ・大臣の孫誘拐事件の犯人
 実は園崎ではなかったという。これも目明し編で明らかにされたように、園崎が園崎の仕業であるふりをしていただけだとか。当時鬼ヶ淵死守同盟の名を騙り、悪さをしていた連中も居たらしい。

 ・暗殺部隊は存在しない?
 ありゃ? 大石さんもそう言っていたらしいからもしかしたらこれだけは本当かもと思ったんですが。
 ああしまった、彼は園崎を黒だと思い込んでいるんだったっけ。彼自身は論理的に物事を考える人だと思うけど、まず園崎が黒という前提の上で推論を組み立てていく。んじゃあこんな突飛な話も本気にしている可能性もあるのか。
 彼は大臣の孫誘拐事件に関わっているわけで、その時怪しい連中と格闘になった。その辺の話をレナが聞いて大石さんもそう言っていたと拡大解釈した……そういう事か?
 或いは大石さんもレナの言っていたような本格的な戦闘部隊とまではいかないが、それっぽい、それに近い連中は居るかもしれないと考えていて、それを思わずレナとの会話の中で口にしていた為~とか。

 建設省に特攻する計画がある、と見せかける計画はあったようだ。
 実際にはそんな無茶をするつもりなどなかったらしい。が、そういうプレッシャーを与えるために準備や訓練は行っていたらしいが、その訓練も魅音は「戦争ごっこ」と言っている。余った時間は遊んでたみたい……。

 要するに、園崎が黒という前提で考えている大石さんはまんまとブラフに引っかかっちゃってるわけか。となると、これまで大石さんが情報ソースとなっている事柄は彼がブラフに引っかかっている事を前提に見直してみる必要がありますな。

 ■白いワゴン車を疑った理由
 圭一本人が述べている通り、タイミングの問題だった。冷静な時だったら特にどうという事もなかった。

 というか私も騙された。なるほど、ストーリーに入り込んでしまう事によって圭一のような例を私が身をもって証明してしまった?(笑)
 あと、あのワゴン車関連は黒(塗装の事ではなく)だった場合の方が面白いなと思っていた事もありますね。無論根拠はないという事自体はわかっていたつもりなんですが、そういう展開だった方が面白いなとは思っていたので、実際作中でそういう流れになりかけた時に完全に客観的な視点で物語を見ることができていなかったわけです。
 で、このタイミング等の問題で誤解してしまったというのは上の方でも書きましたが鬼隠し編の真相に関するヒントなのかもしれないですね。

 なお、圭一に女の子が来なかったかと聞いたのは、目的地が学校だから、その生徒っぽい子を当てにしていたという事か……ってあれ? じゃあなんで圭一に普通に道を尋ねなかったんだ?

 ■TIPS「昼の出前リスト3」
 まとめると、妄想の蓄積が原因でああなったという事ですか。なお、鬼隠し編の圭一のケースとも面白いくらい一致してますね。

 ■テキストの色
 レナ視点の時のテキストの色はいつの間にか真っ赤になっている。
 途中から色に関する微かな違和感はあったんですが、この辺りではもう既に赤々としていて流石にこんな色じゃなかった筈だと思って、もっと前のシーンのデータをロードして色の違いを確かめた時にはぞっとしました。

 ありゃ狂気の度合いを示しているんだろうか。最初は単に視点が違う事を表現するための手法と見せかけて、実は……ってところですかね。よくよく考えてみると圭一とレナ以外の視点で描かれた場面もあるにもかかわらず、それらは全て白いテキストで書かれていたわけで。レナの視点の場合にだけ色が付いていた事に意味があったのだなと。

 鬼隠し編でも段々とテキストの色が変わっていってたら……とちょっと思ったけど、それじゃ圭一が段々と変貌している事のヒントとしてわかりやすすぎるだろうか。
 いや、或いは恐怖の度合いを示す色と解釈する人も居るかも。

 ■大石さんが信じちゃった理由
 これはまずひとつ挙げられるのは、既に述べた通り彼にとっては園崎が黒であるという事が大前提となっている事でしょう。
 マンガ版の綿流し編の詩でも述べられているように、自身の思い違いというのはなかなか気付けない物である。
 人間が何かについて推測するに当たって無意識に設定した「前提条件」というのはなかなか変更されにくいものであると思う。例えば数学で方程式を解くにあたって自分が記憶している掛け算の九九に間違いがないかどうかいちいち検証する人が居るだろうか?

 また、私が大石さんの言から暗殺部隊の存在を信じちゃったのも同じ事が原因であると思う。そりゃ確かに警察にも園崎の影響はあるが、警察側にある情報を全て頭から否定していたらなんの推測もできやしない。だから大石さんの情報は「かなり高い確率で」信頼できると思っていた。その考えは目明し編で詩音が大石さんの情報網を評価していた点も裏付けていた。だから、私は大石さん経由の情報は比較的信じていた。
 まあ、だからといって大石さん経由の情報の信頼性が唐突にゼロになるって事も流石にないと思いますが。雛見沢・園崎関連については注意すべきといった所だろう。

 で、その大石さんがレナの妄想を信じちゃった理由としてもうひとつ挙げられるとしたら、ワゴン車の件で私が騙されたのと同じですかね。話の流れ、雰囲気、タイミング次第で、ころっと。
 これらの要素が場合によっては上手い具合にその人の思考回路に存在する「前提条件」を崩してしまう、或いは変容させてしまう事もあってそれが例えば圭一のような例だったのだろうなと。で、上記の大石さんの場合は「園崎は黒」という前提条件が「常識」という前提条件を壊してしまったのではないだろうか。

 ■祟殺し編のもうひとりの圭一
 レナは穀倉にいるよーという情報撹乱。これは圭一の件が口裏あわせだった事の回答というか、ヒントですかね。

 ■スクラップ帳の魔力
 今回はレナが翻弄されたわけですが、綿流し編/目明し編では詩音が、という事になるんでしょうかね。

 ■電話ボックス付近で遭遇した「やつら」の正体
 ………………猫?

 ■後半の混沌とした状況の構図

   竜宮レナ
   ↑   ↑
   A    B
   ↓   ↓
 園崎←C→警察

 この三角形の頂点のいずれかが、A・B・Cのいずれかのやりとりを誤解し、誤解し、誤解する事によってどんどんと混沌とした状況になっていく。
 これが雛見沢の縮図なのかもしれないなと思う。誰かが何かについて思い違いをしている。その結果とった行動を見て別の誰かが思い違いをする。それを見て……と複雑に折り重なった結果わけわからん事になり?

 ■もうひとりの梨花
 まさか彼女までもが誤解の渦に巻き込まれるとは思わなんだ。で、彼女の言動からわかった事をメモ。

 ・彼女は100年くらいは生きている
 →少なくともオヤシロさまよりは若いですな。例の八代続けて長子が女児ならって話に絡めて彼女が古手の七代前の長子だとしたら、なんてことも考えてみましたが、その場合200年くらいと言ってないとちょっと無理があると思うし。

 ・注射はレナを助ける物らしい
 →目明し編の詩音襲撃はやはり殺すのが目的ではなかった?

 ・「あまりうまくいった試しはない」
 →確実に言えるのは目明し編での失敗の事だろう。他にも似たような状況があったかどうかはわからない。

 ・“次の”竜宮レナは変に感が良くないことを祈る
 →自分の正体がばれると彼女の目的にとっては都合が悪いという事だろうか。実際彼女はこれまでずっと人前には現れなかったわけですが。

 ・“次の”雛見沢を探しに行く
 →強制的に時間がループしているというよりは、自分の意思で並行世界を渡り歩いている?

 ・あなたには“この”雛見沢しかない
 →では、他編の記憶が本当にあるのだとしたら圭一と、あのもうひとりの梨花だけが特殊な存在?

 ところで富竹さんが打たれた注射はうじ湧き病の注射だと認めたが……これは果たしてそのまま言葉どおり受け取っていいのかどうか。

 ■圭一の過去
 鬼隠し編で圭一に対して大石さんがレナの過去を教えてくれたように、こちらではレナに対して圭一の過去を教えていた。
 児童連続襲撃事件。この時のレナは既にかなり壊れているので実際に大石さんから聞いた話をかなり歪めてしまっている可能性もゼロではないと最初は思ったが、大石さんから聞いた話を突きつけられた圭一のリアクションからして事実なのだろう。
 祟殺し編では「色々あって」雛見沢に引っ越してきたと彼は回想しているが、これは都合の悪い事を思い出したくなかったが故か。
 また、鬼隠し編でおはぎを壁に叩きつけたりしてそれを父親が怒っていたという話はあったが、そう母から聞かされただけで実際に父に改めて叱られる場面はなかったし、母もあまり追及はしなかった。これも過去の事件から圭一が癇癪を起こす事を知っていて、無理に押さえつけようとすると逆効果だと知っていたからだろうか。
 なお、この時のレナと圭一の構図は鬼隠し編終盤で圭一が魅音を泣かした時の構図の逆って事になるんだろうか。

 ■罪滅し
 結局罪を滅ぼす事なんて不可能だという事。
 罰という代償を支払う事は出来るが、それは罪そのものを無かった事にするのと同義ではない。

 ■レナの過去を知っても
 レナを見る目が変わる筈はないと圭一。だが皮肉な事に別の歴史ではその逆の行動をとっている。
 そしてその後のモノローグにてやはりレナの過去を知ったらやはり見る目が変わったかも、とも述べている。
 しかしこちらの歴史の圭一がもしもレナの過去を知っても、二人の人間を殺してしまったレナを受け入れたくらいだからそんな事にはならないのでは、とも思ったんだが……けれどそれは殺された側の人間が明らかに悪質だったし、レナはそいつらに追い詰められていたからだという事もある。
 実際あの場面で圭一は、金目当ての犯行だったら流石に警察に突き出すが、というような事を言っていた。レナの過去の詳細は明らかにされていないが、伝え聞く事ができる範囲の情報ではレナが一方的に暴力を振るい、破壊活動を行ったと解釈せざるを得ない。
 つまり、同じ罪は罪でも、情状酌量の余地が有るかどうかという点が重要なのだろうか。

 ■圭一が勉強に疲れたわけ
 元々勉強が好きだったわけではない。彼を突き動かしていたのは、特に誰かよりも優れた部分があるわけでもない自分が唯一優越感に浸る事ができたからであり、その感覚が次第に薄れていくと、元々は特に勉強が好きでもなかったわけだから……と。
 にもかかわらず塾通いを強制する親に反感を持っていた。それを正直に親にぶつければ良かったものの、そうせず、事件を起こしてしまった。
 その悪事をやめるキッカケは少女の目に弾が直撃した事。
 レナは両親と一緒じゃないと自首もできないと罵っていたが、実際はそうじゃなくて、多分レナ以外の仲間達に過去の自分の悪事を明かそうと決意した理由と同じだったんじゃないだろうか?

 ■TIPS「雛見沢だった訳」
 圭一の父が赤坂さんが参加しようとした例の大自然ウォッチングというツアーに参加していたのがキッカケ。もしタイミングが違っていれば彼と赤坂さんが顔をあわせていた可能性もあったのかな?

 現在前原屋敷が建っている土地は、当時別荘地として売り出し中だった、それを圭一の父が知ったキッカケは、そこで遊んでいた二人組の髪の長い美しい少女達。
 ひとりはきりっとした表情の子。
 もうひとりはあどけなさを残す表情の子。
 前者はもうひとりの梨花で、後者は普段の梨花だろうか。

 暇潰し編メモの「人生ゲームと予定調和」の項で前原家が雛見沢に引っ越してきたのも梨花が画策した事だろうかと妄想したりしてましたが、案外的外れというわけでもない可能性が……?
 まあそれよりも問題なのは、何故かこの時の圭一の父に「もうひとりの梨花」が見えていたらしい事なんですが……はてさて。

 ■圭一の思い違い
 冷静になって考えてみれば過去の罪を懇切丁寧にいちいち仲間に解説する必要などない。
 或いは圭一も冷静な状態であればその通りだと言ったのかもしれない。だが、話の流れからそれをしなければならない事だと思い込んでしまったという点が鬼隠し編の悲劇を招いた理由のひとつだったのだろう。

 ■鬼隠し編でおはぎに入っていた物
 タバスコだったらしい。まあその程度のイタズラだったんだろうとは思ってましたが。
 けどおはぎを作っている場面を鬼隠し編の圭一だって見てはいない。あの回想は誰の視点なのか。
 あれに限って言えば、おはぎに入っていたのはただのタバスコだったと知って、それを元におはぎを作っている場面を空想しただけ?

 ■鬼隠し編で魅音が取り出したもの
 注射器ではなくマジック。あらら、正解だった。一応本当に注射器だった場合も検証してみようと試みてはいましたが、必要なかったか。

 ■レナと魅音を殺したのは
 どうも本当に圭一だったっぽい? 鬼隠し編ではすっ飛んでたその記憶がコチラでは蘇っているようだ。

 ■雛見沢で何が起こっているのか
 風が吹いて桶屋が儲かっているのではないか。レナが不良になって知恵先生がカレーを食べられなくなっているでも良いですが(良いんかい)。

 わかりやすいところからたどると、

 園崎当主は自分に利する出来事があったらそれは自分の差し金であるかのように振舞う
 ↓
 園崎のそういうイメージが定着
 ↓
 大石さん、それに騙されて園崎が黒だと思う
 ↓
 圭一、その大石さんの言を信じて疑心暗鬼に
 ↓
 鬼隠し編の惨劇

 といった具合に、「思い違い」が原因となり、更にそれが連鎖に連鎖を重ね、最終的に大本の原因を作った人間ですら、起こった出来事の因果の連鎖を辿ると自分に辿りつく事にすら気付かない、複雑な因果関係が出来上がり、複数の勢力がお互いを誤解しあいつつ動き、わけのわからん状況にと。
 目明し編の段階で仄めかされてはいましたが、今回のシナリオがそういう構図の存在を裏付けた気がする。

 ■雛見沢で何が起こっているのか(2)
 上記とはまた別に発生している超常現象。時間のループか、並行世界間に生じたなんらかの干渉か。
 そしてこの現象は雛見沢だから起こる事なのか。
 他のメンバーにも起こりうる事なのか。
 梨花と圭一固有の物なのか。

 ああそうそう、ループの伏線かもしれないものでもうひとつ思い当たるものがあったんですが書くのを忘れてました。
 どっかのシナリオで圭一が、何故か部活メンバーとは呼び捨てにしあう事をちょっと不思議に思ってたりしませんでしたっけ。これは繰り返される歴史のいずれも彼らが強い絆で結ばれていた事を無意識に知っていたからだったりして?

 ■鬼隠し編での圭一の死
 臨時メモ・考察ビジュアルファンブックメモに圭一は無意識に富竹さんの死に方を真似してしまったのではないかという予想を書きましたが、レナが妙な薬など盛られていないのにそうだと妄想し、自己暗示で富竹さんの死をトレースしかけていた事がそれの裏付けになるかもしれない?

 ■TIPS「前夜」

 ・今回も同じ顛末
 →何が同じかってーと、誰かが狂って暴走するって事だろうか。また、TIPS「お気に入りのワイン」で書き忘れてたんですが、命日はわかるが死に方はわからないという事なんでしょうね。わかるのならば死の運命を回避できなくもない筈。だがどうやら彼女達は何度も何度も失敗しているようだ。

 ・スゴロク
 →そういえば暇潰し編メモの「人生ゲームと予定調和」の項でも述べましたが、圭一は綿流し編の人生ゲームでゲームのルールの外側に干渉して勝利を得た。これは今回の展開の暗示だったという事だろうか。
 いや、確かにあれは未来の展開を暗示しているのだろうと随分前から思ってはいたんですけど、超常現象否定派だったのでまさか別の歴史を思い出して、なんて想像してませんでしたので。

 ・大人っぽい喋り方をする方が梨花?
 →自分の方がずっと若いと言っている。じゃあレナに100年くらい生きていると言ったのは、普段の梨花の方だった? それとも大人っぽい梨花は実際100年生きていて、普段の梨花は実はそれ以上に長く生きている?
 何れにせよドラマCD版での演技が子供らしくないと思った梨花について、竜騎士さんがむしろ自分はそういうイメージだった、というような事を製作日記で述べていましたがなるほど、こういう事だったわけか。

 ■ループ関連の伏線
 そういやどこかのシナリオで圭一が、何故か仲間たちとはお互い呼び捨てにしあう、というものがあったような。

 ■超常現象アリでも良いんじゃない
 「ループ説が正しい場合にあるべき伏線」の項で超常現象が起こりうる事の説明とか云々と書きましたが、書いた後にある重大な事に気が付いた。

 私は鬼隠し編の推理において微細な相違点はあれど大局的に見てほぼ正解している(と思う)。
 綿流し編に関してはある矛盾にぶつかって推理を完成させる事が出来ませんでしたが(この辺についてはその内余裕があったら詳しくまとめようと思います)、一応犯人を絞り込むところまで辿りつけていた事はいた。で、前述の矛盾の解答の方も、目明し編によれば別に超常現象だったりはしなかった。
 要するに、少なくとも鬼隠し編と綿流し編は超常現象なしでちゃんと解答に辿り付ける構造になっているんですよ。祟殺し編は未だに頭の中で整理できちゃいませんが、この分だとこちらもそうである可能性は高そうです。

 この事から思うに、「ひぐらしのなく頃に」の世界において発生している怪事件の実態は恐らく現実に起こりうる現象の延長であり、梨花にまつわる超常現象はそれらとはまた別件である。
 つまり、超常現象の存在を前提に考えないと謎が解けないなどという構造になどなっていないのではないかと。
 よってそもそも「ループ説が正しい場合にあるべき伏線」の項で書いた

 >出題者たる竜騎士07さんが、正解に辿り着く為の謎解きにその現実には有り得ない現象の存在を前提として必要とする事を想定していたのなら

 というこちらの前提こそがむしろ間違いだったのではないかと思ったわけだ。
 つまり「謎解きをする」という観点から言えば、出題者である竜騎士さんは超常現象という反則など使っていないので全く問題ないという事になるわけだ。
 暇潰し編に関しては拒否権があるというのは、今思えば超常現象を除外して推理できないと認めん、という姿勢の人に対して送った「このシナリオに関してはあんまり気にしないで進めてかまわんですよ」というメッセージだったのかもしれない。

 また、赤坂さんが少なくとも出題編においてはストーリーに一切関わってこない点も超常現象が謎解きに関わってこない点を裏付けているかも。何故なら彼が再び雛見沢に介入するケースを考えた場合、そうなる原因として梨花の「予言」がどうしても外し難いから。
 前原一家が雛見沢に居る件に関しては問題ないでしょう。こちらも確かに梨花の意図があっての結果ではあるようですが、あの時「梨花がひとりだった」としても前原一家の雛見沢への引越しは確率的には十分ありえた筈。

 ■赤坂さんが参戦できる可能性
 で、ここまで考えてふと思ったんですが、実は超常現象なしでつむがれる歴史においては惨劇の回避は不可能に近いのだが、今後の解答編ではこれの存在を前提とした梨花や圭一の行動が惨劇回避へと繋がって行く、という展開になるのかも?
 或いは部活メンバー全員が他の歴史の記憶をよみがえらせて、その上でそれぞれの知識を全て出し合い、真相を追求するとか。
 出題編であれば話は違うが、別に解答編でそういう展開があっても問題ないだろう。解答編の謎も解けなんて誰も言ってないんだから。
 そういう事ならば、赤坂さん参戦の可能性もなくはないかもしれない。

2026年5月11日月曜日

ひぐらしのなく頃に 臨時メモ・考察

<data:blog.pageTitle/> <data:blog.pageName/> - <data:blog.title/>  昔、同人版「ひぐらしのなく頃に」を進行させつつ、或いは読了後に書いた文章のひとつ。
 全体としては未完成です。完成の予定はありませんが、それでもよろしければ。



 ※急いで作ったんで変なところ・見難い所があるかもしれませんが後で直します。

 あんまり検証してない為(だから今までアップせずにいた)おかしな部分があるかもしれませんが、要するに罪滅し編が出る前に試験終了直前の解答用紙の空欄埋めよろしく急いでアップした物なのでスルーしてやってください。
 私的捜査ファイルとビジュアルファンブック関連の大半を含めメモするのをサボってたので今回の更新に間に合わなかった物もありますが、それらはもう時間が無いんで諦めた。

 ※色々追加しました(2005/12/29)

 表題が赤字表記されている部分が今回の更新分。各編の最下部にまとめてあります。
 ちなみに私は結局祟殺し編の大災害関連の真相に関しては推理・考察に書いた「政府がやっちゃった説」でいっちゃおうかと思います。あんまり検証していないんで自信はありませんが……。
 ともかく追加した分は大概前述の仮説に基づいたものだと思っていただければ。


━━━━━━━━私的捜査ファイル(仮)━━━━━━━━
 ■熊ちゃんは車両照会をしていない?
 大石さんが同行していなかったから車両照会をする前にトラブルに巻き込まれた?


━━━━━━━━鬼隠し編━━━━━━━━
 ■風邪薬は
 入江診療所になんらかのやましい裏の顔がある事の伏線?
 圭一に与えた風邪薬自体は普通に風邪薬だったが、圭一の奇行を知り、原因は自分たちが間違えて怪しい薬を渡してしまったのではと思い違いをしたとか。

 ■注射器型のペン?
 最後に魅音が持ち出した物。この注射器に関してはあの場面を読み返してみると、圭一の幻覚だったとするには「富竹さんと同じになってもらう」という魅音のセリフ以前に圭一は魅音が取り出した物を注射器であると認識しているのがネック。大石さんから聞かされた話から未知の薬物の存在を考えていた場面もあったし、彼がよほどの重症だったのであれば可能性はなくはないが……。
 最初は怪しい薬物の入った注射器なのだと見せかけて実はサインペンでしたーというオチにする予定だった。つまり、圭ちゃんが勝手に私達の事を誤解しているんだよというメッセージのつもりだった。が、ネタばらしをする前に圭一の予想外の抵抗にあってしまったという事もあり得るだろうか?

 ■圭一は本当にレナと魅音を殺害しているのか?
 圭一自身が返り血を浴びているという描写が見当たらないのが気になる。バット持ってただけ。

 ■圭一と悟史の行動が一致した理由
 ・インタビューにて竜騎士さんはふたりは違った個性の持ち主であると明言している
  →違った個性の持ち主を同じ行動に導く何かが存在?
 ・沙都子のトラップ講座
  →意図的にではなく自然発生したトラップ?
  →同講座ではトラップにはめる対象の思考パターンを想定してのものだが、その想定する思考パターンを特定の個人に限定せず複数の人間に対象範囲を広げる事も不可能ではないかもしれない。
 ・両者がおかれた環境の一致
  →周囲は敵ばかりと錯覚?

 ■改竄されたメモ・消えた「注射器」

 可能性1

 大石さんが捜査続行を目論んでやった事。祟りを園崎の仕業と考えている大石さんにしてみれば、削除箇所が残っている事によって狂人の犯行として決着がついて捜査が終了してしまうのは好ましくなかった。
 また、注射器も上で述べたような物だったり、そうでなくとも何か別の物であった場合、圭一が狂っていた事の決め手になってしまうので処分する必要がある。

 可能性2

 目明し編にて仄めかされた祟り執行者達。彼等は園崎をスケープゴートにしているような気がする。あるいは意図的に罪を着せようとしている。
 なら、メモが削除された結果園崎が怪しまれる内容となる事。そして削除された個所は薬物に関する話。そして注射器は持ち去られた。執行者の正体が入江診療所の人達だったのかも?
→バラバラ殺人の被害者の件は? 単に圭一の精神状態が正常ではなかったと読み取れる個所を消しておきたかった?

 ■竜宮家が茨城に引っ越したのは
 ダム計画発足(昭和五十年十月)の翌年。

 ■もしも鬼隠し編の謎の大半が圭一の幻覚・妄想によるものだとすると
 このシナリオは何のために存在するのか。もしかしたらやはり統合失調症がこの作品の深い部分に関わってきているのだろうか。

 ■扉の向こうのレナ
 本当に電話をしている間ずっとそこにいたのか? 圭一が勝手にそう思っただけで本当は早々に帰ってしまった可能性は?

 ■ダムで遭遇したふたりをレナが知らないと言い切ったのは何故か
 その言い方が過去の事件について問われた際に知らないふりをした時とそっくりだと圭一は思っている。同じ理由でそういうリアクションをしていたのなら圭一に精神的負担をかけたくなかったという事なのだろう。
 ふたりは精神面でなんらかの異常が発生しているかもしれないと判断された圭一を捕らえる為に派遣されたの可能性はないだろうか。しかしそうである事を圭一に知られると症状が悪化するかもしれない。祟殺し編での入江先生の対応からも、精神になんらかの異常が生じている人間に対して「お前は異常者だ」と突き付けるような行為はタブーである事の裏付けになっていると思う。つまり、ダムの工事現場跡で遭遇したふたりは後から駆け付けたレナに、「自分達は存在しなかった事にしておけ」と指示したのではないだろうか?
 そもそも何故医者を「呼んだ」のか。あの時の圭一の怪我は打撲程度。あとは顔をすりむいたくらいだろうか。その程度で医者を「呼ぶ」だろうか?
 派遣されたと思われるふたりは園崎か、或いは入江診療所のスタッフか。どっちかというと前者かな? 後者ならそのまま病院に連れて行った方が良いと思うし。しかし圭一は後に家を囲んでいた大人たちをダム現場で襲ってきた二人と雰囲気が似ているとも言っているので後者も否定しきれないような。
 ちなみにこの時入江先生が動いたのは、圭一の奇行の原因が風邪薬にある為責任を感じたから?

 ■レナが圭一の母の不在とラーメンの事を知っていたのは何故か
 母親が出かける前に電話でレナに圭一に夕食を作ってほしいと頼んだのだろう。その時ついでに話したのかもしれない。或いは朝圭一が待ち合わせ場所に来なかった為に前原家へ向かったレナに対して……とか。
 圭一の母がそういう事をする可能性は充分ありうる。彼女はレナの料理の腕前を知っているし、祟殺し編では家を留守にする時圭一が自炊できるかどうかについて心配していた。出かける際に圭一にそれを確認できなかった鬼隠し編では念の為そういった事を頼みやすい人に頼んだという事は十分にあり得ると思う。更に言うなら祟殺し編ではあまり近所付合いをしていない事を大石さんに指摘されている。この事からもしも圭一の母がこういった頼み事をするなら相手は誰になるか……かなり搾られてくるだろう。
 また、前日自身の死を仄めかしていた息子を不安に思った母の行動としても納得がいく気がする。圭一のこの言動がなかった祟殺し編では似たような状況でもわりとほったらかし。
 明確な裏付けはないが、しかし超常的な手段によってレナがセブンスマートでのラーメンの話を知ったというのはないだろう。何故なら問題の会話の後にその後に「悪ふざけが過ぎたなら謝るよ」と言っているから。なお、綿流し編で魅音バイト先はスーパー。仮にそのスーパーがセブンスマートだったら圭一の母からではなく魅音からラーメンに関するエピソードを聞いていた可能性も考えられる。

 或いは綿流し編で梨花と沙都子の行方を推理したのと同様、状況証拠から?
 レナの推理力ならば、雛見沢に来てからまだ日が浅いとはいえ、圭一の事を良く見ていさえすれば自ずと彼の行動パターンから夕飯はカップラーメンで済ますという事も予測できるかもしれないし、カップラーメンの銘柄も普段セブンスマートを利用してそこのラインアップの傾向を知り、かつ圭一の食の好みを圭一との付き合いから知っていれば……?
 つまり、綿流し編をやっていればレナにそういう長所(推理力)がある事がわかるのでなんら奇怪な現象ではないのだが、鬼隠し編の圭一は精神的に不安定だった上にレナのそういった側面を知らなかったからあそこまで動揺することになったと。
 あの時のレナの言動からしてもあれは状況証拠からの予測であった可能性も否定しきれないかもしれない。

 ■エンジェルモートでの大石さんとの食事
 たしかどっかのメモにエンジェルモートに魅音か詩音が居たから大石さんと会っていた事を知られたのかーと書いた気がしますが、改めて考えるとお疲れ様会では単に園崎の店だからとしか言われてなかったっけ。
 そういや時間的に詩音は詩音で学校に行っている筈だし、サボっていたにしても本来学校に行っている筈の時間帯に詩音を働かせるような事はしなさそうな気も。
 しかし大石さん、わざわざここで食事をするという事は、彼の性格からして釣りなのかなやはり。「圭一が大石と接触している」と雛見沢(園崎)に敢えて知らせるのが目的で。

 ■悟史のロッカーには名札が貼られてなかった
 祟殺し編には北条と書かれていた筈だけど……。

 ■富竹「ジロウ」
 レナ同様カタカナである事が、本来は違う名前である事の伏線?

 ■興宮署から五分
 それだけで雛見沢の電話ボックスに辿り着くには相当なスピードが必要。パトカーは元から村内に居た?

 ■圭一の死の真相は?
 別の歴史での出来事になりますが、「雛見沢症候群」と同じケースだったのではないだろうか。
 圭一自身が富竹さんの死をこれまでで最も祟りらしいというような感想を述べていた筈。
 祟殺し編の後半に出てくる記者の死が圭一の予言通りであったのも、記者の頭に圭一の言葉がよぎった結果無意識に……という事だったのかも? だとすると雛見沢症候群と記者のケースは伏線だったという事に。
 或いはドーパミンによって覚醒剤の禁断症状と同じ現象が起こり得るかどうか?

 ■綿流しの周期
 60年くらい。前回は明治末期だった。

 ■エピローグでの警察の推測
 針の件とか、メモの意図とか、事実とは異なっている。この物語の謎を解くキーが「思い違い」である事のヒント?

 ■富竹さんの死
 まず彼はいかなる人物か。既に祟殺し編推理・考察でも述べた通り、彼が防衛庁所属の自衛官で、雛見沢の実情を探りに来ていたのであればこのシナリオにおける、自分が余所者である事を気にし、かつそれによって危害を加えられる可能性を考えているかのような言動にも頷ける。
 それに、鬼隠し編や祟殺し編ではダム現場で圭一と顔をあわせたりしている。そこは基本的に村人が近寄らない場所であるにも拘らず。これもダム現場という場所の過去を考えると、雛見沢という村を彼が調査していたのであれば合点がいく。加えて野鳥の撮影をしているという名目があれば、そんな場所に居たとしても怪しまれる事はないだろう。

 となると、彼も罪滅し編メモの「オヤシロさまの祟りにあった者たちの共通点」の項で述べたように各シナリオで暴走した人達同様、「孤立していて」「ひどいストレス」に苛まれていた(少なくとも彼の視点から述べれば)可能性は充分考えられるだろう。何かがキッカケでその溜め込んでいた物が暴発したのではないだろうか。
 何せ既に罪滅し編で述べられているように、寄生虫妄想症という物は実在している。
 ちなみに私自身、強いストレスを受けた際に体のどこかをひっかいた経験があります。それを考えるとあながちあり得ない事じゃない気がするような。
 それに、富竹さんは数年前から何度と無く雛見沢を訪れている。精神的疲労が潜在的に蓄積していてもおかしくはないと思われる。

 では、「キッカケ」は一体なんだったのか。
 彼は暴行を受けている。目明し編によれば彼らが祭具殿に侵入した事は早々にばれている。では、その件で村の若い衆に囲まれてひと悶着あったとしても、なんら不思議ではなかったかもしれない。
 無論祟りシステムなど幻影なので、暴行を加えた側に命を取る気までは無かっただろう。が、富竹さんの主観ではあくまで雛見沢村は敵対者・余所者を殺害する事を躊躇しない集団であったと思われる。そこで複数の人間に囲まれた。命の危険を感じてもおかしくはないだろう。これはこのシナリオにおける圭一や罪滅し編におけるレナの状況に似ている。
 尤も、富竹さんに暴行を加えた犯人が何者であるかに関しては、実際の所(私は)手がかりらしきものを作中からは見つけられない。だが、何者かによる暴行がキッカケとなって富竹さんの精神が限界点を超えてしまった可能性は高そうだと思ったのでした。

 ■ダム現場で遭遇した二人組
 祟殺し編推理・考察に書いた「政府がやっちゃった説」に関連して考えると、富竹さんの死(或いは連絡途絶)をキッカケに雛見沢に潜入していた自衛隊の隊員だった可能性も考えられるかも。だとすると彼らの格闘能力にも納得がいくのですが。
 レナがこの二人を知らないと言い張ったのは、あくまで秘密裏に潜入していたわけだから脅迫じみた口止めをされたから? うーん……。

 ■おはぎに入れられていた物がタバスコである件の伏線
 綿流し編での弁当の差し入れ時の会話などがこれにあたるだろうか。
 ここでは圭一がタバスコでも入っているんじゃないかというような事を言っているが、詩音に扮した魅音はお姉じゃないんだからそんな事しないと言っている。
 更にその後、タバスコやマスタード、「裁縫針」くらいは入れそうだとも言っている。やはりこれはヒントだったのかもしれない。
 この部分を読んでタバスコかマスタードだったのではと思いかけた事はあったんだけど、いくら圭一がおかしくなっているからってそれを針と間違えるかなあと思ってました。その時私が思っていた以上に圭一は重症だったという事なのだろうか。
 ともかく結局おはぎに入れてあった物は何だったのか、上記以外のヒントらしき記述は見つけられず、結局「針以外の何か」としか、罪滅し編が出る前の段階では書けませんでした。

 ただ、その罪滅し編で圭一の回想に魅音がおはぎにタバスコを入れる場面まで入っているのがひっかかってますが。
 これは圭一がタバスコだったと思い込もうとしている事を意味していると解釈するべきか、それとも実際に入っていたのはタバスコで、件のシーンだけは圭一の想像なわけであり、単なる演出の問題として気にしないべきなのだろうか。

 だが、お弁当差し入れのシーンが実際「タバスコであった」事を示すヒントであったとすると、こんなさりげないシーンが実は全然違う場面の謎を解くヒントになっているという事になるわけで、ひぐらしを謎解きゲームとしてみた場合無駄のない理想的な構図にそれだけ近くなったと言えるよなあ、と思ったり。

 ■風邪薬と精神病との関連はありうるか
 「エフェドリン」とよばれる成分が含まれている場合、統合失調症の人に投与するのは良くないらしい。なんでも幻覚症状を起こしうるとか。そういや罪滅し編でレナは風邪っぽかったが、風邪薬を飲んでいた可能性もあるだろうか。
 じゃあ、入江診療所で打ってもらった注射や、出された薬にこの成分が含まれていた可能性はあるだろうか? 取り敢えずその後の一場面の描写を以下に。

 > 横になってどのくらいたっただろう。 
 > 外は暗くなりかけていた。
 > 体は汗でぐっしょりだった。……ちゃんと寝巻きに着替えた方がいいかもしれない。


 エフェドリンにも発汗作用があるらしいのだが……果たして? で、翌日も熱っぽさは残り、体調不良。であった。明確に幻覚作用が生じるのはこの後っちゃあ後ではある。
 ただ、エフェドリンを含む薬を処方するケースを考えると、圭一の例に該当するかどうかちょっと微妙な気もする。この辺はもうちょっと調べてみないとなんとも言えないのですが。


━━━━━━━━綿流し編━━━━━━━━
 ■鷹野さんの死亡推定時刻
 予め友人(リサ?)の保険証を気付かれないよう処分する。その後その友人が歯の治療をする際に保険証を貸せばトリックは成立する。
 鷹野さんは自身に様々な危険が迫る事はもとより承知しており、故に幾つかの保険を用意しておいたのでは? デンタルクリニックの治療記録および身代わりの件は保険のひとつ。実際には他にもいくつか保険を用意していたのであれば、悪魔じみた予測能力で身代わりが必要になる事態を予測していたというような無理な話にはならないと思う。まあ、保険を複数用意していた事自体は妄想ではありますが。
 身代わりが発見されたのが岐阜県だったのは、管轄が違えばそれだけ死亡推定時刻の件が大石さん達の耳に入るまでに時間がかかる。要するに時間稼ぎでは?
 なお、筋は通るが裏づけは少なくとも私には見つけられなかった。じゃあヒントくらいはないのかと考えてふと思い当たったのが部活動のひとつの「ガンパイトランプ」。
 どのようなカードであるかを判別するための要素を偽装するという手段がゲーム中用いられていた点が、上記のトリックと符合するような気がするような。

 ■醤油が切れたのは?
 魅音(真)が梨花をおびき寄せる為になんらかの細工をした可能性も一度考えたのだが、どうやらそれはなさそうである。鬼隠し編の同時期に醤油を買いに行かねばならない、と梨花が言っている。つまり梨花と沙都子の家の醤油はあの頃には切れているという事になる。

 ■双子の忌避の理由
 自己像幻視と関連はあるだろうか?
 鬼の血の濃い御三家はそういった精神障害を発祥する確率が高いため、双子はまさにドッペルゲンガー(オヤシロさまの祟り)の具現でもあり、恐れた? だから魅音と詩音は別々の場所で暮らしている?

 ■つばめが巣を作る場所は?
 園崎邸玄関の謎の石の件ですが。なんかのヒントになってんのかなこれ?


━━━━━━━━祟殺し編━━━━━━━━
 ■電話に出たのは魅音か詩音か
 電話に出た時は圭一が名乗るまで誰だか分からない様子だった。沙都子の事はほったらかしだったと述べている。
 「悟史くん」という呼称が出てくるが……、魅音も場合によってはこの呼称を用いるのでこれだけで断定はできないかも?
 電話によると悟史は祭に沙都子を連れて行くよう頼んだらしい。確かに詩音は悟史にとって彼女に近い存在であったようなので、頼んだ相手が実は詩音であったとしても不自然ではないかもしれない。だが、そうなると以下のことと矛盾する。
 綿流し編のTIPSからもわかるように沙都子は詩音を知らなかった。更に言うとレナも詩音を知らない。
 鬼隠し編では今年は圭一もいるから四凶爆闘ではなくて五凶爆闘だと言われている。
 という事は、昭和五十七年の祭では沙都子が四凶爆闘に参加していた事から悟史が沙都子を預けた相手は魅音だったと考えないと不自然だと思う。
 ただし、詩音に断わられたからその後魅音に頼んだ、或いは頼まれる前から魅音は沙都子を祭りに誘っていたとも考えられる。
 電話に出たのが魅音だったとした場合、悟史くんという呼称はたまたま彼女の女性的な側面が出て来た結果でしょう。
 しかし魅音だったとしても沙都子をほったらかしにしていたという点と矛盾する。

 以上は目明し編が出る前に書いた文章。目明し編で当時の詩音が詩音として出歩けない状況だった事が初めて明らかにされたわけだから、以前は上記の電話の相手及び悟史の電話を受けたのが魅音と詩音どちらであったのかが判断つかなかった。

 また、沙都子を祭りに誘うには集会所の電話を使ったらしい。が、この件に関して詩音が電話をするのは不自然では?
 「口裏合わせ」では詩音が圭一にちょっかいを出そうとしたみたいな事を言っている。詩音が祭に参加していたのならそうしたであろう事がわかるのは実は魅音に見える彼女は詩音だったから? 双子だからといってあそこまで詳細に行動を予測できるとは限らない。
 もしや仮定すると大災害後に自殺した詩音は入れ替わっていた魅音??
 「どうして圭ちゃんが悟史くんとまったく同じ電話をしてきたのかわからないけれど……」に続けて何かを言おうとしていた。今度こそ約束を守ると言おうとしていた?

 ■詩音はどう動いたか
 ・詩音の綿流し編/目明し編での行動目的は仇を探す事
 詩音は悟史が叔母殺しの犯人だと思っている。ならば、悟史から受けた電話とホトンド同じ内容の電話を圭一がしてきたのなら、彼が一体何を計画しているのか容易く想像できるだろう。
 祭り前日で圭一から電話を受けたのが彼女なら、圭一を利用するのでは?
 では、圭一をかばったのも詩音?

 ・目明し編の詩音は圭一を監視する事によって「仇」を探そうとしていた
 祟殺し編では執行者側となった圭一を監視する事によって圭一が祟りシステムの上位者とコンタクトをとる機会を監視していた?
 遺体を移動したのは詩音?
 沙都子も悟史が死んでいるならその仇を取りたいだろうし、生きているなら行方を知りたいだろう。故に、詩音に協力して演技していた?
 或いは圭一の電話から悟史との約束を思い出して、罪滅ぼし? 目明し編で出来なかった行動?

 魅音はレナの宝捜しには付き合わない。実は祭り翌日に顔をあわせたのは魅音ではかくて詩音だっからかも?

 ・詩音は祟殺し編でも祭具殿に入ったのか
 可能性はある。もしそうならメモしたようにこれが最大の分岐点だと思うので、園崎本家で魅音と入れ替わる可能性も……?
 口裏合わせで「祭りの時に詩音が圭一を誘った」とあったが、これはそのシナリオを作ったのは詩音本人だから?

 ■間宮リナ殺害の犯人は本当に園崎か
 これも園崎をスケープゴートにしていただけである可能性も否定しきれないか?
 そもそも目明し編で魅音が、園崎に殺されたのなら遺体は例の井戸に、と言っている。だから川で発見されるのは不自然かもしれない。犯人は園崎の仕業として見せかけたかったのではないだろうか?

 ■叔父の暴力はなかった?
 沙都子のトラップは構って欲しいから。つまり叔父に虐待を受けていると見せかける事によって構ってもらっていた?
 叔父は彼女をこき使ってはいたが、直接的な暴力はふるっていなかったのかも。それでも沙都子の反応からするに、性的虐待は本当かもしれない。
 過去の話。通報後に虐待がエスカレートした件に関しては叔母についてしか言及されていなかった気がする。
 叔父はその時点であまり虐待はしなくなった? 圭一が警察のふりをして電話したときや、入江先生への態度から自分よりも力(特に権力)ある者には媚び諂うタイプであるように思える。通報を受けて一度騒ぎになったら虐待は止めそうだ。
 しかし本当に虐待はしていなかったのに(本人は直接的な暴力を振るっていなければ虐待はしていないと考えているのだろう)また通報されて今回の叔父は激怒したのかも。
 そして物語後半の彼女の狂乱は圭一による叔父と梨花(彼女も圭一が殺害したと沙都子は思いこんでいる)の殺害によって自分の軽はずみな行動が招いた惨劇だと認識した故だろうか?
 更に、目明し編を見る限りも叔父の方が虐待をした事実は存在しない。どっちかというと家庭はほったらかしな感じだった。

 ■鷹野さんが死んだことが診療所に知れたのは
 翌日の夕方。

 ■大石さんに死体を埋めた場所を教えたのは
 入江先生?
 大石さんはこの後富竹さん事件に関する捜査中に失踪するのでこの日に雛見沢にやってきていてもおかしくない事と、雛見沢と興宮を繋ぐ道は一本しかない事からたまたま通りかかって圭一を発見したという可能性もなくはない。
 しかし警察の若い衆はスコップなどを携帯していて、予め穴を掘ることになる事を想定していた。つまり、たまたま通りがかったらマークしていた人物(圭一)が不審な行動を取っていたので気付かれないよう取り囲んだ、というわけではなさそう。

 ■沙都子の叔父はどうなった?
 途中から圭一の妄想へと入れ替わっており、実際には死んでいなかった?
 しかし頭部を強打された為逃走しつつも山中で力尽き、結局発見されなかったとか……。
 沙都子が叔父は居たと述べているのは何故か?
 恨み帳で書かれてた内容は、そのやり口からむしろ叔父よりも叔母に近いような?

 ■主婦撲殺事件の犯人とされる人物
 沙都子の叔父を殺害したと告白した圭一に対する入江先生の反応からして、彼なら悟史の罪を消してやろうとした可能性も考えられるが……しかし犯人とされている人物は入江診療所に居たのか?

 ■鉄平の行方に関する情報
 警察は「沙都子の叔父は行方をくらました」と認識。
 富竹さんは「生きて興宮(?)にいると」言っていた。
 つまり雛見沢側には行方は筒抜け?

 ■入江先生の睡眠薬自殺について
 使用された睡眠薬はラボナール?
 だとすると、詩音が入江先生に対してこれを自白剤として使用した可能性も考えられるかもしれない?
 →目明し編メモでも触れた、「最初に転校という言い方をしだしたのは誰か」知りたがっていた詩音が、入江先生を怪しいと思った?

 ■ナンバー照会
 日付・時刻は6/20 20:08。
 で、誰の車だったのかについてですが。
 本編で車を持っている事が明かにされているのは入江先生、鷹野さん、詩音、葛西さん、圭一の父、牧野さん、沙都子の叔父。
 まず圭一の父は……絶対この作品のどの事件にも関わりがないとはまだ断言できないかもしれませんが、素直に考えて彼の車は除外して良いと思う。
 それに大石さんが前原家の事情に詳しかった事から警察も一応ある程度注目しているような気がするので、前原家の車であるなら照会要請を受けた側にもなんらかのリアクションがありそうな気がしなくも無く。まあ、これまた断言は出来ませんが。
 S号指定なしなので、園崎関連の車ではないから葛西さんは除外。
 特記事項もなく、ごく普通の村人の車。興宮在住である事が明かされている鷹野さんの車と詩音のバイクもこの時点で除外される。てか、鷹野さんの車だとしたらなんらかのリアクションがありそうな気がする。
 また、暇潰し編によると熊ちゃんは富竹さんの事件関連の事情聴取中に連絡を絶ったという。恐らく祟殺し編での大石さんも素直に考えて同じ仕事中に連絡を絶ったと考えた方が良いだろう。
 つまり、そういった目的で立ち寄りそうな場所で発見された車なのかもしれない。
 同じく暇潰し編で大石さんは入江先生の車とすれ違っている。つまり、彼の車は知っている可能性が高いと思う。もしも彼の車であるならば、ナンバー照会をしたのは本当に彼の車であるかどうか確認する為……だろうか?
 となると、「そこに入江先生の車がある」と不自然な場所にその車があった?
 或いは白いワゴン?
 しかし入江先生は雛見沢の人間ではない。
 沙都子の叔父のバイクは沈んだ所を圭一が確認している。
 あれ? 牧野さんしか残ってねえ(汗)

 ■圭一が助かった理由
 鬼隠し編で出て来た昔話→本来目撃者がいなければその昔話自体語り継がれている筈がない。その逆を何者かが狙った?

 ■梨花が殺害されているにもかかわらず
 綿流し編では大災害が起きていない。大災害が人災なら犯人は?

 ■圭一の死亡理由
 再びガスが噴出した時期と大体一致する。ガスの噴出が政府の嘘だとしたら、圭一も政府によって葬られた? 圭一にインタビューしていた記者も?

 ■口裏あわせについて
 罪滅し編で明らかにされた事によると、梨花は沙都子を救うために圭一が戦った事を知っている。つまり、「圭一が何をしたか」を知っているように思える。これも彼女を含めた学校の生徒達が、祭の日の圭一の行動に関する口裏あわせをしていた事の裏付けになるかもしれない。

 ■沙都子の言う「叔父」は何者か
 圭一による沙都子の叔父殺害は確かであるにも拘らず、その後叔父が沙都子の前に普通に現れたという件について。これは上の「詩音はどう動いたか」に関連しての推測ですが、実際にその時間に北条家に現れたのは詩音だったのではないだろうか。
 この祟殺し編において彼女が悟史を消した犯人へ繋がる何かを求めて圭一を泳がせていたのであれば、同様に北条鉄平以外の祟り候補とされる沙都子を監視しに出向いていたとしてもおかしくはないかもしれない。
 また、沙都子をひどく嫌っている詩音なら「恨み帳」にあるような行動を取りそうである。

 ■何故詩音を「叔父」だと言ったのか
 「恨み帳」の内容から察するに、叔父と同じモノが憑いていると感じたから? うーん……。

 ■本当のオヤシロさまの祟り

 終盤は吊橋での会話における以下の沙都子の言葉。

 > ………聞いたの私! オヤシロさまは…本当に祟りを成すときは…本人をすぐに殺さないんだ、って!! 親しい人から順に殺して…みんな殺してから…最後に殺すんだ、ってッ!!

 沙都子は「聞いたの」と言ってた。一体誰から聞いたのか。上でのこのシナリオにおける詩音の行動推測が正しければ、詩音であったという考えも出来るかもしれない。
 そもそも本人をすぐに殺さず親しい人間から順に……というのは綿流し編/目明し編における詩音の考えと一致する。一方オカルトマニアである鷹野さんの研究の中にすら、そういった記述は見当たらなかった。
 これは詩音が圭一との電話の最中に即興ででっちあげたオリジナルであり、それを沙都子が「聞いた」という事は、圭一視点では描かれていない所で沙都子と詩音が接触していた事を示すのではないかと思ったのだが……?
 「沙都子の言う「叔父」は何者か」の項で述べたように詩音が北条邸でひどく沙都子を罵っていたのであれば、彼女を精神的に痛めつける為にこういった作り話を思い浮かんだという事もありうるのではないだろうか。
 「綿流し編/目明し編」と「祟殺し編」という世界の違いはあれど同じ思考回路を持った同一人物なのだから、全く同じ内容の「本当のオヤシロさまの祟り」を思い浮かんでもおかしくはないと思う。

 ■お風呂で一万数える
 詩音は目明し編の沙都子を殺すシーンで1000回ごめんなさいを言えば沙都子を開放してやると魅音に言っている。お風呂で一万数えろってのも嫌がらせの方向性としては似ている気がするので、そう言っていた人物が実は詩音だったという事の伏線……とするのは考えすぎかな?

 ■沙都子は何故祟りなどという非科学的な物を信じるに至ったのか
 このシナリオにおける圭一と似たような物だと思う。呪った人間が死んだ。それが一度きりであったのならば、偶然で片付けていただろう。それが彼の場合二度三度と続いてしまった。
 沙都子の身にも似たような事が起きている。トラウマとなっている祭具殿侵入の思い出がまず起点となる。次いで二年目の祟りとされる事件、四年目の悟史失踪、そして今回の圭一の変貌。
 これらの件に加え、聞かされた「本当のオヤシロさまの祟り」の話が自身の置かれた境遇と気味が悪いくらいに一致していた事。これだけ揃えば祟りを信じてしまっても無理からぬ事なのかもしれない。

 ■死体を移動させたのは誰か
 やはり詩音だろうか。魅音(のふりをしている詩音かな?)とレナがダム現場へ来るよう圭一に言ったのはそこに死体を移動させてあるからか、それとも三人でそこへ移動させる作業をやろうとしていたのか。

 ■シナリオの穴
 仮に死体を移動させたのが詩音(或いはレナ等協力者が居るかもしれない?)であったとすると、「口裏あわせ」の為のシナリオを描いたのも彼女で、それが雨の結果奉納演舞が中止になっている可能性が考慮に入れられておらず片手落ちの内容であったのは、彼女が実は当日圭一の動向を監視していたが故に実は祭りの場には居なかったからこそであるという解釈も可能かも?
 また、シナリオを描いたのが詩音であった場合、その目的は圭一を守る為というよりは圭一に接触してくる人間を調べる為(そこから悟史の仇に繋がるかもしれないという考えで)という事になるかもしれない。

 ■詩音は何故自殺したのか
 このシナリオにおいても沙都子を殺している? 彼女が沙都子を監視していたのであれば、沙都子が圭一を吊橋から突き落とした事を知り得た可能性が考えられるかも。それは詩音にしてみれば、妹を護ろう奮闘した兄を裏切る行為……つまり悟史に対する裏切り行為に見えたのではないだろうか。
 そして雛見沢大災害。詩音にとっても他人事ではないだろう。精神的にかかる負荷は尋常ではないと思われる。加えて沙都子を殺してしまった事により、悟史との約束を破った事になると気付き、完全に精神をわずらってしまった?

 ■祟りは偶然である事の暗示?
 祟殺し編推理・考察に書いた「政府がやっちゃった説」に関連して。
 祟殺し編における圭一の位置付けは政府や雛見沢に該当し、圭一の視点からは祟った結果実際に相手が死んだように見える事は五年連続して起こったとされる祟りに該当するかも。
 要するに何者かの意思によって五年連続で綿流しの日に事件が起きたかのように見えるが、実際は本当に別個の事件であったという事の暗示だったりするのかもしれないと。

 ■圭一は何故死んだのか
 これまた祟殺し編推理・考察に書いた「政府がやっちゃった説」に関連して。というかそちらに書き忘れたみたいなので。
 圭一が気を失っていた沢は、ガスの発生源が鬼ヶ淵沼であれば本来毒ガスにさらされ続けた筈の場所である。にも拘らず彼が生きていたという事は前述のガスの発生源の話は誤りであるという事の証明になる。
 幸いマスコミは圭一の証言の方が間違っていると解釈しているようだが、ずっとそのままであるという保障はない。
 よって鬼ヶ淵沼からのガス発生が虚偽である事の生き証人となりかねない彼は防衛庁にしてみれば消えてもらいたい存在であり……故に暗殺されたという事もあり得るだろうか?

 ■祟殺し編が「最短のシナリオ」と称される理由
 沙都子が梨花から離れて梨花を襲いやすくなったから?

 ■入江先生の死
 どうやら他編と比較してみるに、梨花の死、大災害が起きる歴史においてはかならず彼の自殺も起きる。なんらかの関連がある可能性が高いだろう。
 梨花を殺した犯人は入江先生なのか? しかし動機がよくわからない。その後自殺する理由も良くわからない。

 ■梨花殺しの犯人
 睡眠薬で眠らせた後に腹を割くという方法。そんな犯行が可能っぽいのは鷹野さんか入江先生。入江診療所の医師の中には他に可能な人も居るかもしれないけど、立ち絵の無い人はちょっと。
 で、鷹野さんと入江先生の内で動機がありそうなのは、研究ノートの件を考慮に入れれば鷹野さん。よって本命鷹野さん、対抗入江先生か。
 鷹野さんだと仮定すると、梨花の死・入江先生の死・大災害のみっつがリンクしているっぽい事を考慮に入れると、何故入江先生が自殺したか、或いは何故殺されたのかという問題が出てくる。
 入江先生だとすると、上でも述べたけど動機が見当たらないのと、犯行後に何故自殺したのか(或いは何故殺されたのか)わからないのが問題。
 あちらを立てればこちらが立たず。困った。
 ではどちらかが単独で行った事ではなく、共犯だったとするとどうだろうか。
 例えばなんらかの方法で鷹野さんが入江先生を梨花殺害に協力させた。罪の意識に耐えかねて入江先生自殺、或いは口封じの為に鷹野さんによって殺されるとか。
 ……どうやって協力させるのかという問題が。

 ■綿流しの夜の鷹野さんの行動
 車の中に富竹さんの自転車。開けられないトランク。
 トランクの中身候補は、後に岐阜で焼死体として発見される鷹野さんの身代わり(リサさん?)か、実はまだ生きていた富竹さんか。富竹さんはあの場所で死んだ事は確定みたいだし、あの時トランクの中に居たのなら生きていた可能性が高いと思うんだけど。
 自転車の件は……警察によってこれが発見された場所は、実は乗り捨てた場所ではなかったという事の証左だろうか。
 だとすると何故鷹野さんはそこに自転車を置いたのか。考えられるとしたらそこが襲撃地点だと思わせる為なんだろうけど……。襲撃地点を誤認させるメリットはなんだろう。


━━━━━━━━暇潰し編━━━━━━━━
 ■誘拐チームのコードネーム
 雲雀とか鶯とか。山狗も彼等の一員? 入江診療所は元誘拐チーム? しかし入江先生は石臼のTIPSによればあまり事情を知らないようだが?

 ■圭一の「シンパシー」での孤立っぷり
 予定調和とは相反した存在である事を示していたのかも。

 ■誘拐チームは園崎とは無関係
 罪滅し編によればそうだとか。そういや犯人は本家がどうのこうの言っていたが、そんな手がかりになるような言動をあからさまにする方がそもそもおかしいと解釈するべきだったか?
 だとすると、園崎お魎による開放命令が彼らに伝わっていたかどうかは微妙で、山中での戦闘において赤坂さんや大石さんは、実は一歩間違えると危険な状況だった?


━━━━━━━━目明し編━━━━━━━━
 ■背後の気配の正体
 詩音の場合ころころ変わる。これでは結局圭一達が感じていた気配の正体はなんだったのかわけがわからなくなるかもしれませんが、むしろ私は今回の詩音の例から本人の主観によってころころ変わる幻覚であるとするヒントであると解釈。

 ■入江先生のリアクション
 祟殺し編で鷹野さんが焼死体となって発見されたという報告を受けた後の入江先生のリアクション。祟りなど実在してたまるかと興奮していた。
 これは「自分達が祟り執行者」であるが故に、祟りなど実在しない事を「誰よりも」よく理解していたからこそ、自分達の預かり知らぬ「祟り」に遭遇して動揺した?

 ■北条家から四年目の犯行現場までの距離
 悟史が犯行現場として予定していた場所と実際の遺体発見現場が同じであるという確証が得られない。
 まず、悟史が犯行現場として予定していた場所は最低でも徒歩五分はあるだろうか? それ以下なら流石に性格の悪い叔母でも自力で持ち運ぶような気がしないでもないんで。しかし改めて考えてみると手ぶらで歩いて一分程度の距離でもあれだけの大荷物を持ち運ぶなら結構きついかも?
 だが、悟史は現場の下調べに直接出向いている。つまり、家の窓から見渡せる範囲ではないと思う。
 誰かが遺体発見→警察へ通報→牧野さんがそれを知り、お魎さんへ報告。ここまでに最低でも10分位はかかるのでは? 何故なら牧野さんは既に警察が動いているような事を言っている。
 これらの事を踏まえて四年目のタイムテーブルを見ると、悟史が犯人だとは考えがたいような気がする。敢えて詳細な時刻を明かしたのは演出的な理由のみならず、暗に悟史による犯行は不可能に近い事を示すヒント?

 ■祟りの被害者に北条姓が多いのは
 北条が敵視されていたからではなく、彼等を敵視していた園崎こそが真のターゲットであった為? 或いは単に園崎に濡れ衣を着せるため?

 ■鷹野さんとされる人物の遺体が発見されるか否かは何によって決定されるか
 鬼隠し編では詩音が一緒に祭具殿に忍びこんでおらず、ひとりが祟り、ひとりが鬼隠し(生け贄)というパターンに当てはめたが、詩音と圭一が忍びこんだ綿流し編ではふたりが祟り、ふたりが鬼隠し(生け贄)、恐らく詩音のみ一緒に忍びこんだ(?)祟殺し編ではふたりが祟り、詩音と梨花が鬼隠し(生け贄)として当てはめた?
 ちょっと違うような気もするけど……。しかしもしかしたら詩音が祭具殿に一緒に侵入するかどうかはポイントになっていそうな気がちょっとする。

 ■祟りに驚くほど共通点がある理由
 雨の停留所での会話を読み返してみると、レナに相談した悟史は最初は夢見が悪かっただけであるらしい。そしてレナはその後「足音」等の数々の現象に関して「予告」したのだという。つまり、それ以前は彼の周辺にそんな現象は起こっていなかった。
 鬼隠し編の圭一も事前にレナとのやり取りにそういった妄想をする原因となった事柄ととれるものは存在する。詩音に至ってはいうまでもない。
 ただし祟殺し編の圭一に関しては厳しい。が、バーベキューパーティーの帰りに悟史の失踪に関して問い詰めた際の会話からそういった内容はなくもない。
 もしかしたらレナが「祟り」という、言うなれば伝染性精神病の感染源とでもいうべき存在だったのではないだろうか?

 ■鬼隠しには時間的に多少の猶予?
 しかし綿流しの夜よりも後に「鬼隠し」になったとされる二人(最初の事件の主犯と、四年目の悟史)は梨花の「予言」には含まれていない。

 ■お魎のけじめって何?
 物語と全然関連のない部分だったらまあそれまでですが、もしも関連があると仮定したら。
 詩音を間引こうとして、しかし思いとどまった事?
 暇潰し編のTIPSで魅音が、自分や詩音が死んだら悲しむか、と問うた時に否定しなかった。つまり、実はお魎は詩音の事も大切に思っていた事の伏線?

 ■悟史の金属バット
 他のシナリオでは何故かロッカーに。本当に凶器として使用されたんだろうか?

 ■悟史が失踪した日が沙都子の誕生日だった理由
 祟りシステムの三要素のひとつに「綿流し」という特別な時期設定があり、これによって方向性の曖昧な殺意をそこに集中させているようなものだったわけだが(理屈の上ではそうだが現実には村人の誰も祟りを執行していない可能性が高いけれど)、悟史が失踪した理由もこれと似ているかもしれない?
 つまり、「特別な日」に「特別な行動」をとるという事で。

 ■大石さんは何故姉妹の入れかわりに気付いたか
 井戸で死亡していたのは刺青からして魅音。しかしマンションから転落した方も魅音の格好をしていた事から推理したのかも?
 で、病室では魅音の格好をした詩音と圭一とのやり取りからその推理を裏付ける情報が得られないかと考えてたとか?

 ■祟殺し編での口裏あわせは
 悟史の時に出来なかったから同じ失敗を繰り返さないようにと魅音が考えての事?
 或いはこちらも詩音が考えた?

 ■四年目の祟りの犯人は
 既に述べている通り悟史による犯行は、絶対に無いとは言い切れないが難しい気がする。
 そもそも書き手である竜騎士さんが作中で詳細な時刻表示を行ったのは何故か。単なる演出? かもしれないけど、「この事件に限って」そんな演出をするという辺りから時間的に犯行が厳しい事を示すヒントなんじゃないかとどうしても思ってしまうんですよね。
 加えて悟史のバットは上でも述べたようにロッカーに残っているわけで。殺人を犯した凶器をわざわざ残しておくだろうか? あれだけ綿密に叔母殺害計画を練っていた人物が、それでは肝心な所で片手落ちであると思う。

 ■悟史は何処へ消えたのか
 東京はないと思う。悟史を匿っている何者かがいたとして、その人物が流した偽の情報だろうか?
 そもそも失踪直前の悟史の精神状態を考えると、東京に行くなどという事は考えがたい。何故なら彼は自分が「オヤシロさまの祟り」にあっていると思い込んでいる可能性が高いからである。
 ご存知の通りオヤシロさまは、雛見沢へ入る者のみならず、出て行く者をも許さないとされる。その話は悟史も知る所である筈。
 しかし作中のご時世、流石に厳密な意味で雛見沢を出ないというのは難しい。結果詩音によると子供達の間で勝手に作られたルールでは確か、興宮あたりまでならばセーフだとかなんとか。
 となるとそのルールに従えば悟史も興宮から出ていない可能性が高いと思う。目明し編のフレデリカの詩の解釈は詩音が本当は悟史は遠くへ消えたわけではない事を暗示していると解釈するのが最も自然ではないかと思うわけですが、まさにその通りの状況なのではないかという考えです。

 さて、子供である彼が単独で失踪できるとは考えにくいです。やはり匿っている人間が居ると考えた方がしっくりくる。園崎は無さそうな気がする。魅音も詩音もその事実を知らないってのは不自然だし。
 となると作中で登場している人物でそれが可能なのはやはり入江先生なのかなあ。でも彼がそうしているととれる描写は……うーん。
 あと、序盤で詩音がしばらくの間興宮でこっそり生活していた事を考えると、悟史も多少の変装で正体がばれる事無く一年を過ごす事も不可能ではないかもしれないと思った。

 ■注射器

 ・注射直後に痙攣(ただし、かなり乱暴に注射)
 ・顔色は真っ青に

  →チアノーゼ?
 ・全身から脂汗
 ・目の焦点は定まらず、体はふらつく。平衡感覚がなくなり、立っているのも困難。
 ・吐き気がするのか、嘔吐でもしかけるような奇声をあげる

  →急性アルコール中毒?
   →注射器の中身はワイン?


━━━━━━━━全編共通━━━━━━━━
 ■祟りの特徴

 圭一
 ・祟殺し編
 現実感の希薄化→自分の体の感覚が現実とずれているような感じ。

 ■何故惨劇は起こるのか
 罪滅し編メモの「オヤシロさまの祟りにあった者たちの共通点」の項で述べた事柄が大きいのではないかと思う。
 惨劇を巻き起こした者達はかならず一人で事態の解決にあたろうとした。だから第三者から客観的な意見が取り入れられる事がない。
 例えば罪滅し編で圭一もレナの妄想を一時期信じてしまっている。が、魅音からその矛盾点を指摘される事によって目が覚めた。
 ところが惨劇を巻き起こしてしまった人達は、比較的早い段階からこの時の圭一にとっての魅音に該当する人物から意見を伺おうとしなかった。だから自分だけの推理という名の妄想が循環し、蓄積され、後戻りの出来ないところまで突き進んでしまったのではないだろうか。
 しかも彼らの周囲には魅音とは逆の役割を果たす人物が存在する。間違った雛見沢像を信じきっている大石さんである。その彼の、実は前提からして間違えている推理を吹き込まれる事が事態の悪化に拍車をかけていたのではないかと思われる。
 事実、鬼隠し編の圭一、綿流し編/目明し編の詩音、罪滅し編のレナ。いずれも大石さんと深く関り、彼から情報を得ている。
 大石さんはオヤシロさまの使いとされているが、本人にその意思はなくともある意味その通りの存在になってしまっていたと言えるのかも知れない。

 ■カタカナの名前
 リナは源氏名(?)。レナは本名ではない。富竹さんのジロウは偽名っぽい。じゃあリサさんも偽名?
 オヤシロさまは?

 ■二年目の祟り
 ・祟殺し編終盤の吊橋での会話における以下の沙都子の言葉。

 >「……………思えば、………………ひょっとすると…。…………あの人たちも、…圭一さんと同じものに乗り移られていたのかもしれない。…………あの時は…殺されるとしか思わなかったから、…そこまで考えは及ばなかったけど…。……今ならわかる。………あれは……乗り移った、…何か悪いものの仕業だった。」

 ・北条家はご存知の通り、雛見沢内部において酷い扱いを受けていた。両親が精神的に磨耗していた可能性も考えられる。

 ・暇潰し編における梨花の「予言」の中では、この二年目の事件は或いは「事故」というべきものだったのかもしれないとも述べている。

 ・私的捜査ファイル(仮)によれば、事故現場の検証の結果柵がもろくなっていたのは事実であり、ああいう事故が起きた可能性は考えられるようだ。

 ・そして事件当時の沙都子の行動。本人は眠かったから車で寝ていたというが、それを裏付ける証拠は見当たらない。

 これらの事から推測するに、この事件の真相は精神的に磨耗していた両親がちょっとしたきっかけで普段とは違う言動を見せ、結果沙都子が「殺される」と誤解して抵抗、揉みあいになり、突き飛ばされた両親は本来なら柵にぶつかっただけで済んだところ、その柵がもろくなっていたが故に事件へと発生したといった所だったのではないだろうか。

 ■三年目の祟り
 北条家ほどではないにせよ、日和見だった神主さんも村内ではあまり良い感情はもたれていなかった。神主さん本人がその事を感じ取っていればそれなりにストレスとなっていただろう。
 そんな状況下で雛見沢の「敵」とみなされていた人物が、連続して綿流しの祭の夜に何らかの形で死亡。そこから雛見沢の祟りシステムの存在を推測……とまではいかずとも、自分になんらかの形で危害が加わる可能性はあるかもしれないとは考えていたのかも? 結果、心労がたたって、という事だったのだろうか?


 ※四年目については目明し編の項にて