まずは本編中に登場し、LeMU内部にいたキャラを全て挙げてみる。
2017年 >> 武・つぐみ・空・優春・ココ・涼権・ピピ・チャミ・田中陽一・ブリックヴィンケル
2034年 >> ホクト・つぐみ・空・優秋・沙羅・涼権・チャミ・ココ・ブリックヴィンケル
この中からまずはスキャン対象から除外されるキャラを挙げていく。
空:
ご存知の通りRSDによって映し出された画像であるが為、実際にそこに居るわけではない。
生体スキャンのシステムなりが例外的に空をカウントする仕様になっている可能性もあるかもしれないが、ホクトに指摘された際、自身がスキャンにかからない事を認めていた事からも恐らくそれはないだろう。
田中陽一:
本編中彼がスキャン対象となった可能性は低い。事故当時彼はLeMUとはコンピュータ上別管轄であるIBFに捕らわれていた筈だからである。IBFに降りた時に彼が「戻ってきてしまったか」というような事を言っている。
ヒンメルがスキャン対象かどうか不明だが、仮に事故後すぐこちらへ上がって来ていたのだとしても結局同じ事だろう。空が加減圧室に入れなかったので少なくともこの中は対象外である可能性が高く、そして中央制御室でスキャンしていた頃はまだ減圧中であった筈。最速でも12時間かかるからである。
ピピ:
機械であるからには発熱はしている筈。だが事故後もLeMU内に残った生きている機器の内、たまたま人体と同程度の熱を発している物が存在していたとしてもおかしくはないが、それらは生体スキャンにかかっていない。
つまり36度前後の熱源をスキャンする、というのはあくまで基本であり、実際には更に前述の機器と人間とを判別する為の処理も行われているのではないだろうか。
よってピピはスキャン対象から除外して良いと思われる。
チャミ:
つぐみが警備室から生体スキャンを利用してチャミの居場所を特定している。一応スキャンに反応はするようである。しかしこれは恐らく設定次第でスキャン可能なだけで、こちらもピピの所で述べたのと同様の理由で除外して良いと思う。
ブリックヴィンケル:
発熱する一切の器官を持たない、と彼自身述べている。除外して良いだろう。
2034年のココが熱を発している事を確認できるシーンが存在するが、あれはあくまでココであって彼女に視点を貸している四次元存在ではない筈。
何故ならココがIBFでハイバネーションに入る前にホクトとブリックヴィンケルのふたりを見る事ができているからである。よってブリックヴィンケルが発熱するのであれば、ホクトには最初に述べたシーンで熱を発していた存在をもうひとり視認できていなければおかしい。
・生体反応「5」について
上で挙げたキャラを除外すると自動的に残るキャラもそれぞれの世界で5人ずつとなる。
2017年 >> 武・つぐみ・優春・ココ・涼権
2034年 >> ホクト・つぐみ・優秋・沙羅・涼権
よってそれぞれこの5人が生体反応値「5」の内訳という事になると思われる。
また、値の変動の下限が5である事と、上記のメンバーが確実にスキャンにかかるという事が、それぞれの世界での5人以外はスキャン対象外である事の裏付けにもなる。
・生体反応「6」について
これはホクトは何故記憶を失ったのかや涼権は何故記憶を失ったのかでも述べた通り、2017年と2034年を同じ世界であるとするブリックヴィンケルの勘違いがモニタの数値という形で現実化した結果ではないだろうか。つまり「6」という数値は両世界の合計人数という事になると思う。
ただし合計といっても騙された状態にあるブリックヴィンケルの主観に基づく合計値である。よって内訳は下図のようになる。
| 【2017年】 | |||||
| 武 | 優春 | 涼権 | つぐみ | ココ | (沙羅) |
| ↑ 同一人物と錯覚 ↓ |
↑ 同一人物 ↓ |
居ない筈だが 居ると錯覚 │ ↓ |
↑ │ 居ない筈だが 居ると錯覚 |
||
| 涼権 | 優秋 | ホクト | つぐみ | (ココ) | 沙羅 |
| 【2034年】 | |||||
・生体反応「7」について
こちらも「6」の時と基本的には同じ現象だろう。そしてプラス1は2034年のココであると私は思う。
少年視点で加減圧室のココが消えた後の生体反応値が5。
優秋シナリオのサイフォン効果を利用した脱出前が3。
他にも裏付けとなるシーンはあるかもしれないが、とりあえずこれらの事から2034年のココの出現・消失によって数値が変動するのは明らかである。
つまり、「ココ」という人物に限って言えば2017年と2034年では別カウントという事になるのではないだろうか。
「幻の少女」の話をした時に優秋が「その少女は突然現われたり消えたり分裂したりするのか」というようなツッコミをいれている。
2017年と2034年を同一世界であると錯覚しているブリックヴィンケルにとっては、第3視点を介する事によって両世界に同時に存在しているココはふたり居ると言う事になると思われる。「分裂」とはこの事を指していたのではないだろうか。
そして、この認識が現実化して両世界において生体反応の最大値が7となった、といったところではないかと考えている。
なお、中央制御室のシーンでは数値の変動後「6」で安定したのに、何故加減圧室のココが消えた後は「5」だったのかと疑問に思われるかもしれない。
これに関しては「5」と表示されるシーンでは2034年にホクトが単独で数値を確認していたが、2017年の同時刻では誰も中央制御室へ数値の確認をしに行っていなかった結果正確な数値が表示された、という事で説明がつくのではないだろうか。
中央制御室のシーンでは両世界の同日同時刻の同じ場所で同じく生体スキャンの結果をみんなで見ている。これではブリックヴィンケルがより錯覚を起こしやすくなる。このシーンでだけ数値が不安定だったのはその為だったのではないかと思う。
・光点の数・位置について
中央制御室に5、ツヴァイトシュトックに1。このむっつの内訳に関しては生体反応「6」の時と同じで、光点に関しても両世界の間違った合計がモニタに反映されてしまっていたという事だろう。
2034年のココについては2017年のココとほぼ同じ場所に出現していたようなので、光点が重なってひとつに見えた可能性が考えられる。
或いは実体が無い為そもそも光点は表示されていなかったが、ブリックヴィンケルの錯覚によって数値だけは変動したという可能性も考えられるかもしれない。
・生体反応「1」について
恐らくこれはあくまでイメージ映像であって物語からは切り離して考えた方が良いと思われる。
何故ならこのシーンが見られるのは全てLeMU圧壊後であるから、中央制御室周辺だけがほぼ無傷である事や、電力が生きている事に無理がある。つまり、物語の中であのようなシーンが存在するというわけではないだろう。
では具体的に何を示す映像であるかだが、現在のところ思いつくのは以下の通り。ふたつめは後になって思いついたので加筆してみた。
■ブリックヴィンケル(=プレイヤー)だけは全てを見ているという事
ブリックヴィンケルなる存在を示す伏線、という事になる。
■ココが未だ取り残されているという事
この映像を見られる段階では、ゲーム終了後に「あなたはまだ無限ループの中にいる」というような内容の英文メッセージが表示される。つまり、ループから抜け出すには生きたまま取り残されてしまったココを助けねばならない。そのココの存在を示しているという事になる。
前者はブリックヴィンケル自体スキャンにかからないし、後者はココが取り残されたIBFはスキャン対象外。やはりありえない事なのだが、最初に述べた通り物語から切り離して考えるべきイメージ映像だと思うので多少の矛盾は構わないだろう。
これらふたつのうちどちらである可能性が高いかは現時点ではなんとも言えない。
なおスキャン対象範囲外でも良いという条件で、しかも後から蘇生するとはいえ、武はあの時点では死んでいるので後者に関して彼は生体反応にはカウントされないとした。
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